2005年10月22日土曜日

映画『アルゴ探検隊の大冒険』

1963年 監督:ドン・チャフィ 特撮:レイ・ハリーハウゼン
BS2 録画


アルゴ探検隊の大冒険

途中ちょっと飽きたな。

ある王国が滅ぼされて、難を逃れた王子が復讐を決行しようとするのだがちょっとその前に冒険しようってことで、金色の羊の毛皮を取りに世界の果てまで行ってきますっていう話。
元王子ジェイソンは女神ヘラに加護されている。加護といっても5回だけ助言を与えることをゼウスによって認められたというだけなのだが。
神話の神々が普通の人間の姿で登場する。一応普通の人間より何十倍もある巨人らしい。

ダイナメーションの怪物特撮シーン登場前にもなかなか面白い特撮を見せてくれる。
白い煙がもわっと現れたと思ったら煙が人の形を成し、そのまま女性の姿になる特撮とか思わずすげえとつぶやきたくなる。
あと、特撮じゃないんだろうけどジェイソンとヘリオスが会うシーンでの空が凄い。
真っ黒な雲や太陽の光を浴びて白く発光する雲が複雑に層を成していて、それがギリシャ神殿の遺跡とマッチしていかにも「古代です」って雰囲気にどきどきする。

初めの怪物は映画が始まって30分を過ぎたあたりでやっと登場。
しゃがんだ姿の巨神像が突然首だけきりきり動かして下にいるありんこみたいな人間と目を合わせる。
動き出すどでかいブロンズのタロス。
勝てるわけない。
でも勝つ。

次に盲目の老人をいじめる怪鳥ハーピーが2匹。
大きさは人間サイズなんだけど顔が結構怖い。
強くはないが一応ハーピーはゼウスの使いなので扱いに困るっていう意味で強い。

次に人魚のおじさんが出てくる。
こいつがくそでかい巨人。
しかもダイナメーションじゃなくて実物のおっさん。
登場シーンも去るシーンもかっこいい。

そんで首が7つある蛇みたいなヒドラ。
ちょっとでかいってだけ。
首7つで一斉に噛み付いたら人間なんてひとたまりもないのだが、とりあえず勝つ。
(ヒドラにとってはちょっと太い針程度の剣がぷすっと刺さっただけで絶命)

ヒドラの牙から生まれる骸骨兵。
コルキス王はこの骸骨兵が普通の兵士より強力な存在として絶大の信頼を置いているようだが、結局は骸骨ってだけで強さはただの剣を持った兵士と一緒だよね。
勝つ。

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