2007年9月17日月曜日

映画『クレージー大作戦』

1966年 監督:古澤憲吾
BS2 録画




植木等が銀座を徘徊する。
40年前の銀座か。
植木等(当時40ちょっと前)が亡くなっていることを考えると、ここに映っている通行人の何人かも既に他界しているのだろうな。
若い人達が確かにこの時代に生きて頑張って仕事していたのだよな、とある程度は知っている銀座の街並みが映されたことでなんだか実感する。
何気に路面電車が走ってるな。
調べてみると廃線が1967年の12月というから廃線のちょっと前だったらしい。

銀座を徘徊する植木等は、よし、ここにしようと宝石店に入り強盗を働く。
やってきた警察官に待ってましたと素直にお縄を頂戴する。
植木は”頭取”と呼ばれる裏の大物が隠し持っている表に出せない裏金10億を奪うため、金庫破りの天才谷啓を仲間に入れようとしていた。
その谷啓は現在刑務所暮らし。
谷啓に会うためにわざと捕まったのであった。
首尾よく谷啓を仲間に引き入れたが、ついでに囚人の全く役に立たない犬塚弘、桜井センリ、安田伸、石橋エータローと真面目な看守ハナ肇もおまけで付いてきてしまう。
10億の奪取の舞台はいろいろあって伊豆へ。

部屋の中がむしむししていたせいか、見終わってどっと疲れたな。
ギャングの家に忍び込むときのあまりの計画性の無さ。金庫の場所くらい調べておけよ。
行き当たりばったりでなぜだか上手くいくところが楽しい。
最後の方はもうどうでもよくなってくる。
札束はお決まりどおり宙にひらひらと舞うのであった。
ちなみに犬塚弘が馬鹿の役なんだけど、これが神がかり的に上手い。
野川由美子がスリムで美しく、藤あきみは清楚で綺麗だな。

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