at ギンレイホール

バベルってバベルの塔なんだけど、バベルってタイトルを聞くとどうしてもボベルとかバビブと言ってみたくなる。
菊地凛子、強烈だなぁ。女子高生姿とか裸とか。
失礼だが早く記憶から消したい。
舞台はモロッコ、メキシコ、日本、ちょっとアメリカ、で展開される。
それぞれの国での出来事が時間軸もばらばらに入れ替わり描かれていく。
群像劇が苦手なので話や時間が飛び飛びでついていけなかったのだけど、それでもまあそれほど退屈はせずに見れる。
いろんなものが並列化されて同じレベルで描かれているのは面白かったな。
モロッコの少年が観光バスを銃で撃ったことと、末っ子が姉の着替えを姉公認で覗き見していたことが同じレベルの問題として描かれたり。
おいおい、銃で撃って国際問題にまで発展している問題に比べたら覗き見なんてどうでもいいだろう、と突っ込みつつも、親父にとっては自分の息子の問題として同レベルなのね。
モロッコやメキシコで生死にかかわる緊迫した状態が発生しているというのに日本は平和だな。
国の社会問題や国家間の関係などを描いているところは共通なのかもしれないけど。聾唖のコスプレ女性の苦悩って。菊地凛子のえもいわれぬ恐ろしさが生死に関わる緊迫感と同じくらい緊迫していると言えなくも無いが。
アメリカからメキシコにつれて来られたブロンドの子供二人。
大量のメキシコ人に混じってまるで天使のように清潔なブロンドの子供たち。
一方モロッコにいるアメリカ人は自分勝手だったり、モロッコ人に対して暴力的で横暴だったり。
そういえばアメリカ人でブロンドって何%くらいなんだろう。
ブロンドが何か特別な人種に見える。
きっとアメリカ人でもブロンドの人だけは天使なのだろう。
千昌男も金髪だけはええんじゃないでしょうかと言っているし。
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