at ギンレイホール

スイス。
IQが高すぎて計測不能という少年ヴィトス。
彼にはIQだけでなくピアノの才能もあった。
6歳でシューマンの「勇敢な旗手」を弾きこなす。レッスンをはじめてたった半年で。
両親はこの時天才児をピアニストとして育てる決心をする。
6年後、12歳になったヴィトスは飛び級で高校生になっていた。
しかも高校の授業ですら退屈なので授業中に新聞を読みふける。
同級生からは「教授」というあだ名をつけられ、嫌われる。
友達なんかいやしない。
ヴィトスが唯一心を許しているのはおじいちゃんだけ。
天才であるがゆえに生じる苦悩と孤独。
頭脳は大人なんだけど心は子供なのね。
教育ママに変身した母親にはそれが見えない。
唯一の理解者おじいちゃんから「迷ったときは自分の一番大事なものを手放してみろ」とアドバイスを受けたヴィトスは・・・
なんだかんだいってもやっぱ天才っていいじゃんって思わざるをえない。
なにもかも上手くいきすぎでおとぎ話、といえばそれまでだけど、結構痛快。かっこいいし。
ああ、勉強したくなってきた。
おじいちゃん役にはブルーノ・ガンツ。
ヴィトス役のテオ・ゲオルギューは映画の中で実際にピアノを弾いている。
国際コンクールで何回か優勝経験もある本物のピアニストらしい。
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