2008年7月27日日曜日

新潟2

姉も僕も明日仕事だし、ってことで早めに帰る。
その前に母親の実家に寄る。
車で1時間くらい。
墓参り。
昼前に東京に向けて出発。

車中、いよいよPerfumeをかける。
まずは『GAME』。
それから熊木杏里。
それからまたPerfumeの『Perfume~Complete Best~』。
ビタミンドロップとかスウィートドーナッツとか親もいるところで少々恥ずかしい・・・
それからまた熊木杏里。熊木杏里はアルバム4枚全部持ってきたので順番に。
ちょっと眠気に襲われてうとうとしていると運転している姉がオーディオをCDからMDにぶちっと切り替える。
後で姉に聞くと、運転していたらなんか眠くなってきてふと周りを見たら皆眠りに落ちていてこれはやばいと思って切り替えた、と。
むぅ。熊木杏里が死の眠りにいざなう音楽みたいだ。
まあ、一家そろって死ななくてよかった。

16時くらいには実家に到着。
公団住宅なんだけど、部屋のある階でエレベーターを降りるとむわっとした空気と共に物凄い臭いが鼻を刺す。
干物がさらにどうしようもなく腐ったような。
抱えた荷物も重いしそそくさ部屋に入る。
後から入ってきた姉の話だと部屋の一つがドア全開になっていて警官が立っていた、と。
その部屋は老人が一人で暮らしていたらしい。
ときたらもう間違いないな。
後で自分の家に帰ってから電話で得た情報によるとやっぱり死んでいたらしい。
あんな匂いするんだ。

2008年7月26日土曜日

新潟1

両親が今週頭から実家の新潟に帰郷している。
今日(土曜)姉と二人で車で新潟まで行って、明日(日曜)親を乗せて一緒に車で帰る予定。
本当は今日仕事だったのだけど昨日のうちに全部引き継いで休ませてもらう。
朝3:30に姉が車で家まで迎えに来ることになっている。

話は変わるが最近Perfumeにはまっている。
YouTubeの動画を見まくって。
曲も振り付けもMCも全てが最高に面白い。
ピンクレディーに匹敵するパフォーマー。
で、二日間も聴けないとなると中毒症状で死んでしまう気がしたので、水曜の深夜にamazonでアルバムを2枚購入。
でも出荷予定が金曜ってなっていて、金曜中に届いてくれるのか不安になる。出荷予定であって配送予定じゃないし。
調べているとAmazonプライム会員になると木曜に届けてくれるらしい。
一ヶ月間無料でプライム会員になれるみたいなので登録。
木曜、仕事が終わってうきうきして家のポストを見ると、CDの代わりに不在通知が入っている。
えー、メール便じゃないの。
ちょっとまてよ。金曜も早い時間に帰れそうにないし土曜の朝3:30にはもう出発しちゃうしってことは受け取れないじゃん。
必死に調べていると、クロネコが家じゃなくてコンビニに届けるサービスをやっている。
おお、近くのセブンイレブンに届けておいてもらおう。
と思ったら近くのセブンのお届け日が土曜になっている。なんでそんなに日数かかるのよ。
金曜に届くコンビニを検索すると唯一蒲田の近くのコンビニが1件見つかる。
ちょっと遠回りになるけどしょうがないと思って届け先を変更。
金曜、もちろん早く帰れるわけが無く、0時廻ってしまったがコンビニで無事商品を受け取り。
コンビニの兄ちゃんが新人らしくまごつかれたが。

金曜深夜1時くらいに家に着く。
3:30には出発なんだけど寝たら絶対起きれないから起きている。
風呂入ったりHDレコーダーの残容量がやばいので留守にする土日用に整理したり。
Perfumeのアルバムは車の中で聴くのを楽しみにして保留。
そういえばこないだ買ったSonyのデジタルオーディオプレイヤーに入れておこうかと思って急いでコピー。
3:30ぎりぎりで転送終了。
姉の運転する車で出発。

車の中ではほとんど爆睡。
結局Perfumeをかけられず。

朝方父親の実家の柏崎に到着。
朝飯を頂いた後に昼寝。
昼食。
墓参り。
車で10分くらいのところに住む母親の姉に会いに行く。
柏崎の商店街でお土産購入。
戻ってちょっとくつろいでから母と姉と近くを散歩。
夕食。

そして花火ですよ花火。
今日は新潟三大花火の一つ柏崎の花火大会。
昨年は地震で中止になったため、今年はその分盛大に行うらしい。
小学生の頃は毎年夏休みに新潟に遊びに来ていたのだけど、いつも8月だったから一回も見たことないんだよね。
夕飯たらふく頂いた後に海岸に向けて歩いている途中でもう打ち上げが始まる。
凄い人。
シーユース雷音あたりで立ち止まって観覧。
近いしでかいし量は多いし、それに上じゃなくて横に放物線を描いて海面上で開く中空スターマインっていうのがびっくり。
海中空スターマインは柏崎の名物らしい。
いやあ楽しかった。
デジカメでいっぱい撮ったし。

家に戻って風呂頂いてからデジタルオーディオプレイヤーに入れたPerfumeを聴く。
それで全て満足して寝る。

2008年7月21日月曜日

映画『プライスレス 素敵な恋の見つけ方』

2006年 監督:ピエール・サルヴァドーリ
at ギンレイホール




オドレイ・トトゥがあまり好きでない(あの風貌が個人的に・・・)のだけど、そのオドレイ・トトゥ主演。
大富豪の下を渡り歩く女イレーヌ(オドレイ・トトゥ)。
恋人の富豪じいさんと訪れたホテルのバーでホテルマンのジャン(ガド・エルマレ)に出会う。
ジャンはしがないホテルマンなのだけどイレーヌはジャンを富豪と勘違い。
ジャンはホテルマンなのでスイートルームにイレーヌとしけこんで一夜の関係を持つ。
ジャンにとっては一夜限りの最高の思い出。(見てるこっちは少しもうらやましくないのだけど)
偶然からの夢は夢で終わらせておけばいいのだが、1年後、イレーヌが再び同じ富豪とホテルに訪れる。
イレーヌの夢かなって富豪と婚約できたらしい。じいさんだけど金はたんまり持っている。
イレーヌを見つけたジャンは再びアタック。
そして再び関係。
そして嘘がばれる。
かつイレーヌの婚約者にもばれて婚約破棄。
イレーヌは戦場をニースに移す。
イレーヌを忘れられないジャンは追いかけてニースへ。
そしてジゴロに。

タイトル(ふざけた邦題)から分かるとおりコメディ。
思いのほか笑える。
ジャンのガド・エルマレは少しもかっこいい顔じゃないのだけど、金持ちだという色眼鏡で見るとなんだか格好よく見える。
隠れた才能を発揮してジゴロになったときなんか全身から魅力を発していたしな。
オドレイ・トトゥは綺麗でもスタイルがよくもないのだけど、そんなに嫌う必要もないかなぁと思い始める。
大仰な演技はこの映画では結構笑わせてくれるし。
大胆にこんなコメディ映画で脱いでるし。

映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』

2007年 監督:ウォン・カーウァイ
at ギンレイホール


マイ・ブルーベリー・ナイツ スペシャル・エディション

クリストファー・ドイルがあまり好きでない(あの何度もやられると即飽きるスタイリッシュさが)のだけど、この撮影はクリストファー・ドイルでは無い模様。
主演は結構普通の女優さんのように演技するノラ・ジョーンズ。
相手役にジュード・ロウ。

浮気をしているらしき恋人を探しにエリザベス(ノラ・ジョーンズ)が訪れたNYのカフェ。
カフェのオーナーであるジェレミー(ジュード・ロウ)に売れ残ったブルーベリーパイを振舞われる。
恋人の浮気現場をその目で目撃したエリザベスは立ち直るために長期間の旅に出る。
そっから様々な人との出会いのショートエピソード。
デヴィッド・ストラザーンやレイチェル・ワイズやナタリー・ポートマン。

最近のウォン・カーウァイ作品に比べると結構面白い。

2008年7月12日土曜日

映画『燃えよデブゴン』

1980年 監督:サモ・ハン・キンポー
BS2 録画


いきなり動物(豚)虐待から幕開け。
自由だ。
ブルースリー大好きのロン(サモ・ハン・キンポー)が田舎から叔父さんのいる都会に出てきて、叔父さんの店を手伝いながら騒動に巻き込まれていく。
おっちょこちょいのロンだがカンフーをやらせたら激強い。
普段は人懐こい笑顔を振りまく青年だが、怒ったり戦いモードになると一瞬にしてブルースリーになる。
ブルースリーになるんだよ。
物まねで。
顔や体系が似ても似つかないのにかなり上手いから楽しい。
ブルースリーモードと素モードをいったりきたりする緩急が笑える。
あ、またスイッチ入ったよ、って感じで。

とまあなんだかんだいってもノリが結構疲れるのでもう一回見る気にはなれない。
だから偽ブルースリー役者をぶっ飛ばすシーンとラストの決闘以外はばさっと削除しちゃった。
『大酔侠』と『ドラゴンロード』をDVDに焼くと1時間くらい容量があまっちゃうから困っていたところ、ちょうどいいやってことで適当にぶちぶちカット編集しちゃったんだけど、ネットで調べると『燃えよデブゴン』はDVD化されていないうえレンタルビデオでもほとんどお目にかかれないレアものだったらしい。

ちなみに女を連れ去るシーンでスープに混ぜた薬は麻薬っぽい。
えげつな。

2008年7月6日日曜日

映画『ミリキタニの猫』

2006年 監督:リンダ・ハッテンドーフ
at ギンレイホール




ニューヨークの路上でホームレスの老人が絵を描いている。
なかなかいい線で絵を描く。
彼は何者か?
興味を持った監督のリンダ・ハッテンドーフがカメラを向けると、老人は「俺を撮れ」と。
老人の名はジミー・ツトム・ミリキタニ。日系二世。
度々彼を訪れて撮影していた監督。
そして2001年9月11日、あのテロの日。
街が騒然とする中、炎上する貿易センタービルを描きとめるミリキタニを撮影する監督。
ビルが崩壊し、粉塵舞い上がる中咳き込むミリキタニを見かねた監督は自分の家に彼を招きいれる。
ホームレスだよ。年季の入った。
しかも監督は女性なのに。
この撮影をドキュメンタリー映画にしようという意図がその頃からあったのかどうかは不明だが、なかなかできない行為。
ソファーに座って微動だにせずテレビを見つめるミリキタニ。
そこから監督とミリキタニの共同生活が始まる。
面白いのはミリキタニがどんどん小奇麗になっていくのね。
まさか風呂にもいれずに家に居座らせるわけにはいかないけど。
長年の路上生活で指や爪が真っ黒だったのに段々と綺麗な指になっていったり、髪の毛切ってさっぱりしたり、おしゃれしたり、なにより路上生活中は首が前のめりに沈み込んでいたのに背筋がぴんと張るようになっていく。
えらい変身よう。

ミリキタニはカリフォルニアのサクラメント生まれ。
その後母の故郷の広島に行くが、18歳の頃再びアメリカに戻る。
しかし第二次世界大戦でツールレイクの日本人強制収容所に送られる。
過酷な体験の上、市民権まで失ったミリキタニ。
懐かしき広島は原爆によって破壊。
ミリキタニはアメリカ政府に怒り続ける。
路上で絵を描く変な老人、から過去を聞きだしていくうちに政治的な話へ。
80年代後半から路上生活をしているらしいのでパソコンとか見たことないのだろうな。
ツールレイクだか市民権を失った人だかのリストをインターネットで調べるとそこに「ジミー・ツトム・ミリキタニ」という名前が出てくる。
パソコンの向こう側にはまさにそのジミー・ツトム・ミリキタニがいる。
彼が語り、怒る内容とモニタに映し出された資料、パソコンを知らない過去の語り部とパソコン、が一致共存する感動的なシーン。

この映画の映像は実際撮影したビデオの10分の1にも満たないんじゃないだろうか。
編集の思い切りのよさが気持ちいい。
姉との再会シーンなんていう盛り上がりそうなシーンも自然にさらっと編集しちゃうし。
ミリキタニが唄う千昌男の北国の春はカットしないし。

映画『君のためなら千回でも』

2007年 監督:マーク・フォースター
at ギンレイホール




凧が凧のくせに戦闘機みたいに戦いあう。
バタバタ爆音を轟かせてびゅおーーって旋回したり。
カメラは凧と同じ上空で素早く食いついて動いていくから凄い。
この凧合戦はただ力を入れて撮影しているだけじゃなくて、ちゃんとストーリー上の要点になっているし。

大きく分けると、アフガニスタンでの少年時代、そして亡命先のアメリカでの恋愛と父の死、アフガニスタンへの帰郷の3部構成。
真ん中が非常にいらない。
129分あって疲れるので無駄な部分は省いてほしい。
天パーのむっつり顔した男(ハリド・アブダラ)の恋愛見て何を楽しめるのか。
ましてや彼が少年時代の親友ハッサンに対して行なった残酷な仕打ち(子供なりの苛立ちがあったとはいえ)を許せないまま暢気なアメリカ生活や恋愛劇を見る気にはなれない。
ハッサンが信じられないくらいいい子なのね。
働き者で友達想いで。
そしてそのハッサンの子供も後で出てくるのだけど、ハッサンの子供だからといっていい子だとは限らない、と思いきや、ハッサンの子供ソーラブもまた勇気のあるいい子なんだわ。
アミールは残りの人生をソーラブの幸せのためだけに使うのであった。
君のためなら千回でも!

2008年7月1日火曜日

映画『蘇える金狼』

1979年 監督:村川透
BS2 録画




子悪党がいて、悪党がいて、大悪党がいる。
そんで自分じゃ手を汚さない外道がいる。
子悪党の小賢しい企みは悪党にのっとられ、悪党の企みは大悪党に利用される。
大悪党が松田優作演じる朝倉哲也。
昼は東和油脂という大企業に勤めるサラリーマン。
夜は七三のかつらを脱ぎすてカーリーヘアーを爆発させる。
悪党は岸田森など。
中国人という設定なのか、怪しすぎてかなりやばい。
ちょっと間抜けだけど。
悪党はそんなに頭の切れはよくないという設定。
悪党よりかは子悪党の方が切れるもの。
その子悪党が千葉真一。
情けなくてしょぼい役だから千葉真一だとは思わなかった。
外道の会社重役陣のうち、部長に成田三樹夫。
そして社長は佐藤慶。
さすがにわっるい顔しているわ。
という悪徳外道+廃墟がわんさか出てくるハードボイルド。

優作演じる朝倉は別に正義のヒーローというわけではない。
大悪党だからね。
悪をこらしめるとかじゃなくて一般人も普通に殺すし。警備員とか。
大金を得る計画のためには女(風吹ジュン)を薬漬けにもする。
情報を聞き出すためには女の胸をひん剥いて後ろから揉みしだいて聞き出すだけ聞いたら袈裟切りチョップで気絶させて立ち去る。
まあどいつもこいつも外道だとしたら朝倉が一番外道かも。

131分。結構長い。