at ギンレイホール

凧が凧のくせに戦闘機みたいに戦いあう。
バタバタ爆音を轟かせてびゅおーーって旋回したり。
カメラは凧と同じ上空で素早く食いついて動いていくから凄い。
この凧合戦はただ力を入れて撮影しているだけじゃなくて、ちゃんとストーリー上の要点になっているし。
大きく分けると、アフガニスタンでの少年時代、そして亡命先のアメリカでの恋愛と父の死、アフガニスタンへの帰郷の3部構成。
真ん中が非常にいらない。
129分あって疲れるので無駄な部分は省いてほしい。
天パーのむっつり顔した男(ハリド・アブダラ)の恋愛見て何を楽しめるのか。
ましてや彼が少年時代の親友ハッサンに対して行なった残酷な仕打ち(子供なりの苛立ちがあったとはいえ)を許せないまま暢気なアメリカ生活や恋愛劇を見る気にはなれない。
ハッサンが信じられないくらいいい子なのね。
働き者で友達想いで。
そしてそのハッサンの子供も後で出てくるのだけど、ハッサンの子供だからといっていい子だとは限らない、と思いきや、ハッサンの子供ソーラブもまた勇気のあるいい子なんだわ。
アミールは残りの人生をソーラブの幸せのためだけに使うのであった。
君のためなら千回でも!
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