2010年6月13日日曜日

映画『ずっとあなたを愛してる』

2008年 監督:フィリップ・クローデル
at ギンレイホール


ずっとあなたを愛してる [DVD]

どこかの空港のベンチに物凄い彫りの深い二重まぶたのおばさんが呆けた顔して座っているのが映し出される。
またおばさんか!
そのおばさんの所に比較的すっきりした顔立ちのショートカットの女性がやってくる。
おばさんの妹らしい。

おばさんの方ジュリエット(クリスティン・スコット・トーマス)は刑務所から出所してきたばかりだった。
刑務所に入った理由は息子殺し。15年。
妹レア(エルザ・ジルベルスタイン)は大学の講師で結婚もしている。
レアには幼い娘が二人いるのだけど、娘はフランス人の両親なのに強烈にアジア顔となっている。
どうも二人ともベトナムからの養子らしい。
長女プチ・リスと次女アメリア。
出所したジュリエットは妹のこの家庭にしばらくお邪魔することになってこの地までやってきた。
だけどジュリエットの心は閉ざされていて、妹家族とも距離を置いている。
妹の方は大好きだった姉との空白の期間を埋めようと必死に頑張る。

中盤眠くなって少し寝る。
ちょっともったいなかったかな。なかなかいい映画だったので。

ジュリエットは悪い人じゃなさそうだけど、息子殺しの真相は最後まで明かされないし、初日に少女 プチ・リスにきれたりして情緒不安定なのかなとも思う。
だからプチ・リスに気に入られて二人で仲良く遊んでいても、もしかしてとんでもない事件に発展するのではないかという不安感も付きまとう。

さりげなく存在感を出す脇役達もいいねぇ。

ジュリエットは美人という設定らしい。
たまに美人に見えなくは無いが、うーむ。
欧米人の美的感覚との乖離を感じるよくある瞬間。

2 件のコメント:

  1. かぐらざか小僧2012年6月2日 22:57

    あれ? 息子殺しの真相って、息子が重い病気で
    苦しんでいたから殺したってことじゃなかったっけ?

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    1. うおっ、びっくりしました。

      映画の内容をよく思い出せませんが、恐らく「息子殺しの真相は最後まで明かされないし」は「息子殺しの真相は最後になるまで明かされないし」の書き間違いです。
      すいません。

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