2010年9月11日土曜日

映画『シャーロック・ホームズ』

2009年 監督:ガイ・リッチー
at ギンレイホール


シャーロック・ホームズ Blu-ray&DVDセット(初回限定生産)

冒頭、いきなりクライマックス。
まるでアクション映画の終了5分前に映画館に駆け込んでクライマックスを眺めているような出だしに唖然とする。
ホームズとワトソン君のコンビはこうやっていくつもの事件を解決してきたのだよ、という軽い導入なのだろう。
と思ったらちゃんとこの冒頭の解決事件はこの物語の「冒頭」であって、繋がっているのね。
あと武闘派ホームズというのをきっちり印象付けるための冒頭。

謎解きはあるにはあるけど、ミステリーというより武闘派ホームズ&ワトソンによるアクション映画になっている。
緩急がよいので長くてもなかなか楽しめる。
雰囲気のあるものからうさんくさいものまでCGもふんだんで盛り上げてくれる。
ああ、129分もあったんだな。

そういえばひとつ不覚にも泣きそうになったシーンがある。
工場での大爆発シーン。
圧倒的な火力の前で命の灯が一瞬で吹き飛びそうなくらい力なくゆらめくスローモーションは、ベタでありながらその無情な破壊力と無力な人間に泣きそうになる。

ホームズにロバート・ダウニー・Jr、ワトソンにジュード・ロウ、ヒロインにレイチェル・マクアダムス。
アラーキーがきみに読む物語で「魅惑のレイチェル・マクアダムス、抱きたい。」と言ったあのレイチェル・マクアダムスです。

ロバート・ダウニー・Jrはワトソンの婚約者メアリーにワインをぶっ掛けられた後、ナプキンをかけて平然と食事を始める時の表情が秀逸だったな。

0 件のコメント:

コメントを投稿