2012年4月22日日曜日

映画『宇宙人ポール』

2010年 監督:グレッグ・モットーラ
製作国:アメリカ
at ギンレイホール





下品で陽気で気のいいアメリカ人、お馬鹿なアメリカ人、権力欲に取り付かれたアメリカ人、差別主義アメリカ人、考えが凝り固まった田舎の閉鎖的アメリカ人、そして銃社会アメリカ。
滑稽にカテゴライズしたアメリカの縮図を見せられている感じ。

主人公のグレアム(サイモン・ペッグ)とクライブ(ニック・フロスト)は筋金入りのSFオタクで、イギリスからコミコン目当てに念願のアメリカにやってきた。
コミコンを満喫した二人はキャンピングカーを借りてUFOの聖地めぐりを始める。
道中事故現場に遭遇した二人は、そこでポールと名乗る宇宙人と出会う。
ロードムービー。

面白かったなぁ。
友情、恋愛、アクション、ヒューマンドラマ、ギャグ、ブラックユーモア、オタク的オマージュ、等々いろんなものが詰まっていながらさらっと纏め上げて最高のエンターテインメントになっているから凄い。

悪人というほど憎めない奴が滑稽に死んでいくのは少し後味悪いけど、脇役の生死など死に方が面白ければそれでいいじゃんっていうブラックユーモアの一環と捉えると、所詮作り話なんだからという映画に対する皮肉にも見えてきて面白い。

ああ、そうだ、SFグッズショップかなんかのシーンでB-52'sの「Planet Claire」がかかっていたんだよね。
映画の中でB-52'sの曲を聴いたのは初めてかもしれない。
今まで気づかなかったけど、B-52'sって確かにおたく受けしそうだ。


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