2011年 監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
ピンク色のタイトルからしてB級臭がぷんぷん漂うとおり、フィルムノワール風のB級映画だった。
自動車修理工場で働きながら映画のカースタントもやっている流れ者の男(ライアン・ゴズリング)は、その卓越したドライビングテクニックで夜は強盗の逃走の手助けをする仕事をしていた。
寡黙であまり人と接しない男だったが、同じマンションに住む母子と知り合い、ともに時間を過ごすようになる。
この母親(キャリー・マリガン)の夫は刑務所に服役していて、夫が服役したところから事件が動き出す。
お前ただのドライバーだろ?っていう先入観を持っているとびっくりする。
危険な人物だと思っていた男が実は小物(というかいい奴)で、その上にいる奴らこそ危険だ、と思ったらそいつらも小物で、さらに上に危険な大物が待っている。
悪の大物を相手取り、ただのドライバーなんかなすすべも無く消されるんじゃないかと思いきや、流れ者の男にとっては大物も小物も関係なく、皆くそみたいに格下の相手でしかなかった。
主演のライアン・ゴズリングが怖い。
顔がもう変質者っぽいのに、その上寡黙だったらもう近づいちゃ駄目だろう。
愛する者のすぐ傍で、倒れた敵の頭を狂ったように踏みつけて脳みそがぐちゃぐちゃに飛び出しても蹴り続ける狂気を見せつけられて引かない女はいない。
『きみに読む物語』では好青年だったのにねぇ。
ヒロインは『17歳の肖像』のキャリー・マリガン。
2012年12月2日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿