2015年2月8日日曜日

映画『ぼくを探しに』

2013年 監督:シルヴァン・ショメ
製作国:フランス
at ギンレイホール




フランス映画のファンタジーものが大の苦手なので、アメリのプロデューサーが手がけ、『イリュージョニスト』のシルヴァン・ショメの初の実写長編映画、っていうので悪い予感しかしなかったが、まあそれなりに楽しめた。
ファンタジー色がそんなに強くないからかな。
にしても106分が異様に長く感じたけど。

ピアニストを目指す青年ポール(ギョーム・グイ)は幼い頃に両親を亡くし、二人の叔母に育てられた。
両親を亡くしたショックで言葉を話せないポール。
耳は聞こえるからか手話もできない模様。
そんなポールはある日同じアパートに住む変なおばちゃんマダム・プルースト(アンヌ・ル・ニ)に怪しいハーブティーを飲まされてトリップする。
このハーブティーには幼い頃の記憶を呼び覚ます効果があり、ポールはこのハーブティーに夢中になる。
いや、ヤク中とかじゃなくてさ、過去の記憶に夢中ってことで。

二人の叔母の若い頃を演じた女優がびっくりするくらいそっくりで、あれ?こっちが本物で叔母の方は特殊メイクでもしているの?と一瞬混乱した。
アニー伯母さんの方を演じたベルナデット・ラフォンは2013年7月25日に逝去している。

マダム・プルーストを演じたアンヌ・ル・ニが誰かに似ていると思って考えていたら、『オール・アバウト・マイ・マザー』でゲイの娼婦を演じた女優アントニア・サン・フアンに似ているんだ。


※以下、ネタばれ

最後、ポールが振り返って父親みたくすごい形相で「わー」ってやるのかと思ったら、「パ・パ」かぁ、ふーんって感じにエンドロール見ているときふと気づいた。
喋ってんじゃん。。

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