2015年10月4日日曜日

映画『駆込み女と駆出し男』

2015年 監督:原田眞人
製作国:日本
at ギンレイホール




本当自然が綺麗だわ。
日本の四季や寺や庭等々、いちいち美しい。
とまあ、NHKのドキュメンタリーを見ているわけではないのでそれはそれとしても、映画全体としてもなかなか面白かった。
原案は井上ひさしの『東慶寺花だより』。
風景のショットは時に冷酷に、時に厳しい世の中にもある人の優しさや愛情にほっとするのと同じように和む。
ただ、自然が綺麗な分、たまにセットがセットくさいく見えてしまうことがあるけど。

女優陣が皆綺麗だった。
じょご役に戸田恵梨香。
戸田恵梨香は脚が綺麗という以外今まで印象になかったけど、いい女優さんになっていたんだな。
お吟役に満島ひかり。
名前はよく聞くけど初めて見た。お歯黒とか眉なしでよくわからなかったがたぶん美人なんだろう。
ゆう役に内山理名。
男装が似合いすぎる。
法秀尼役に陽月華。
この人が一番気になった。元宝塚らしい。とにかく雰囲気があって映画女優としてひっぱりだこになりそう。
お勝役にキムラ緑子。
えっ、まあ綺麗ではないけど、この人沢村貞子並の名バイプレイヤーになりそうだな。

主演俳優に大泉洋。
口撃による大立ち回り見たときに、あっ、『幕末太陽傳』と思った人も多いはず。
フランキー堺がこの役をやったらもっと面白かったんじゃないかと思うけど適わぬ夢。
じゃあ大泉洋じゃなかったら誰がよかったんだろうと考えると、誰も思い浮かばない。
役者もやるお笑い芸人がよさそうな気もするけど、北野武、笑福亭鶴瓶、坂田師匠、、年齢も雰囲気も合わない。
そもそも中堅どころのお笑い芸人で映画俳優として見ることができる人って一人もいないもんな。


関係ないけど僕の中では駆込寺と言えば隆慶一郎の時代小説『駆込寺蔭始末』で、数十年ぶりに読みたくなってきた。

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