2015年12月30日水曜日

映画『きみはいい子』

2014年 監督:呉美保
製作国:日本
at ギンレイホール




中脇初枝の同名連作短編集が原作。
学級崩壊寸前のクラスの担任である新人教師岡野匡(高良健吾)。
モンスターペアレントやら生意気なガキどもやら家に帰れない子供やらと向き合う毎日。
一方娘を折檻している母親(尾野真千子)とママトモ(池脇千鶴)との交流。
そして一人暮らしの老人(喜多道枝)と障害を持つ子供を一人で育てる母親(富田靖子)との話。
の3本の話が軸になっている。

尾野真千子の話だけ独立しているのかと思ったら、池脇千鶴役の夫役が匡の同僚教師の大宮(高橋和也)だったんだな。それなりに関連してたんだ。

海があって丘があって陽光で光り輝く町。
幸せしかないような町で凄惨な事件、なんか起きたらいかにもって感じでつまらないところ。
起きるのはどこにでもありふれた状況や事件。
ありふれていたくなんかないのだが、たぶんありふれている「い~~!」ってなるような出来事。
ラストそこで切るかぁ。
凄惨な事件なら丸く解決でもするのだろうが、ことはこの町に閉じた話じゃないからねぇ。

結構面白かった。尾野真千子役の母親と娘とのやりとりは常に泣きそうになってしまった。

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