2016年 監督:クリント・イーストウッド
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
いきなり街中に飛行機が墜落して大炎上してんだけどなにこれ、っていう始まりから、事故の回想と夢と現在を効果的に入れ替えながらスリリングに展開していく。
初め、墜落後に機長がなぜか生きていてテレビではハドソン川に不時着のニュースが流れているしで、これは機長は未来予知の能力があって墜落を回避したのだな、などとSF脳で納得していたけど、いたって現実的なお話だったのだと大分経ってから気づいた。
なにせ実話だからね。(というのもエンドロールで知った)
離陸後まもなくバードストライクで両エンジン停止。再点火を試みるも反応せず。
管制官からは空港に引き返せとかどこそこの空港に行けとか指示が出るが、ベテラン機長はこの高度ではどこにも行けないと判断し、ハドソン川への不時着に踏み切る。
そんな無謀な試みは成功しないと思われたが、見事に成功し乗客は全員無事生還した。
機長は一躍英雄となる。
っていうだけなら映画はすぐ終わってしまう。
問題はこの英雄に嫌疑がかけられるということ。
ハドソン川への不時着は本当に正しい判断だったのか?乗客を無用な危険に晒したのではないか?
見た目も派手な生還劇を随所に挿入しながらサスペンス風の人間ドラマが展開され、しかも最後には痛快なラストまで用意されているこの構成は本当よくできている。
最近緒川怜の『霧のソレア』っていう偏執的に描写が細かい航空機パニック小説を読み終えたばかりなので余計面白かったな。
主演トム・ハンクス。
副機長にアーロン・エッカート。不自然なくらいむきむきだった。
これ書いている前日にビックカメラふらふらして4Kテレビの前に来たとき、この映画が流れていたんだよね。
映画館ではトム・ハンクスの肌ツヤのいい若々しさに驚いたけど、4Kテレビの映像を間近で見ると結構あれだった。。4K恐ろしい。
2017年3月12日日曜日
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