2017年3月26日日曜日

映画『人間の値打ち』

2013年 監督:パオロ・ヴィルズィ
製作国:イタリア/フランス
at ギンレイホール




夜の車道で自転車で帰宅中の男性が車にひき逃げされるところから始まる。
このひき逃げ事件の前後が3人の登場人物の視点で描かれる。
不動産業を営み、上流階級に憧れるディーノ・オッソラ(ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ)。
資産家の妻で昔舞台女優もやっていたカルラ・ベルナスキ(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)。
ディーノの娘でカルラの息子と付き合っている風なセレーナ・オッソラ(マティルデ・ジョリ)。

ひき逃げされた男も含めて登場人物が交錯する中、視点を転換しながら情報が小出しにされていく。
なかなか面白いサスペンスドラマ。

ディーノが冒頭から人の話を聞かない自分勝手なお調子者という雰囲気を醸し出していたけど、実際その小物ぶりが笑っちゃうくらいに面白い。
よくこんなぴったりな役者見つけてきたな。ってこの人『永遠と一日』に出演しているみたいだし結構有名なのかなぁ。

カルラ役にヴァレリア・ブルーニ・テデスキ。
この人『アスファルト』でもそうだったけど、何か物憂い表情させたら世界一だよな。

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