2016年 監督:マット・ロス
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
大森林の中で暮らす親子。
娘3人、息子3人と父親。母親はなんか入院しているらしい。
裸に泥を塗りたくって狩猟する姿は原始的に見えるが、文明を全否定した生活をしているわけではなく、何より子どもたちはそれぞれ何か国語も使いこなし、哲学書、古典文学等々を読み漁ってそんじょそこらの子どもたちより頭がいい。
頭がいいうえに狩猟やロッククライミングやマーシャルアーツ等、父親に叩き込まれて身体能力もずば抜けている。
母親の死をきっかけに、葬儀に出席するべくそんなスーパー子供達が街に出る!
っていうとコメディのように思えるけど(世間とのずれによる笑いはあるもののそれも含めて)、どちらかというと人間ドラマ家族ドラマの色が濃い。
大森林では父親は絶対的な存在で、子どもたちの教師であり信頼尊敬もされている。
そこに疑う余地はない。(レリアンを除いては)
しかし街に出ることで子供たちの何人かは自分たちの生活に疑いを持ち始める。
そして父親自身も子供たちの教育に絶対の自信を持っていたはずなのに、それが本当に子供たちの将来や安全を考えるとベストだったのか?と揺らぎ始める。
子供の頃はこういう生活に憧れていたなぁとなんか思い出した。
面白かった。
2017年6月25日日曜日
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