2017年11月5日日曜日

映画『 ラ・ラ・ランド』

2016年 監督:デイミアン・チャゼル
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




大々的な宣伝のアカデミー賞最多6部門とかいう見る気の失せる要素を凌駕するほどの情報監督デイミアン・チャゼル。
恐る恐るという感じで見始めたけど、いやー、面白かった。

冒頭から高速道路での長大なワンカットミュージカル!
“Another Day Of Sun”っていう曲をCMで何度も聞かされて耳慣れている上で見るのもまたいいよね。
最後に初めてカメラがひいた時、奥まで車(車上にダンサー)がびっしり詰まっているのは圧巻で感動的。
もう冒頭で腹いっぱいだ。
その後エレベータの閉まる音から別シーンのドアの開く音につなげる等、冒頭の興奮とテンションを継続しながら導入部のストーリーが音楽的にテンポよく展開される。
で、ふと思う。確かこの映画2時間超えていたはずだけど、こんなテンションで最後までいくなら耐えられないかも。。
と思ったのも束の間、以降ミュージカル要素はぐっと少なくなり、普通の恋愛ドラマが展開される。
こういうバランス感覚が素晴らしい。
各時代のいいとこどりしたような夢のような時代背景の中で展開される恋愛ドラマもなかなか面白い。

全体的にはミュージカル映画でありながらミュージカル要素は意外と少ない。
ミュージカル映画ってテンション高いから疲れるんだよね。だからこのくらいが個人的には丁度いい感じだった。
拙いながらもタップダンスをちゃんと入っていたしな。

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