2018年3月18日日曜日

映画『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』

2017年 監督:石井裕也
製作国:日本
at ギンレイホール




予告編見て感動した映画は本編見ると意外と面白くないことが多い。
一方予告編見てつまらなそうだと思った映画はだいたい本編見ても予想通りつまらない。
で、この映画は後者で、1mmも面白くなさそうに思えた。
都会の若者が自分が恵まれていることにも気づかず自分が世界一不幸かのようにナルシスティックに感受性豊かな特別な存在ぶって厭世的退廃的スタンスで斜に構えて生きている、そんな中学生向け映画をおっさんが見て楽しめるわけがないじゃないか。
と思っていたけど、意外に大きな嫌悪感も湧き上がらずにそこそこ面白かった。

日雇い労働者で小説好きとか『苦役列車』っぽいけど、なにかもっと小奇麗な感じ。
松田龍平と田中哲司の二人がそれぞれ印象的で、大きくこの映画の質を上げているように思える。
主演の石橋静河は石橋凌原田美枝子の娘なんだね。丁度半々ずつ入っている感じがする。

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