2017年 監督:リテーシュ・バトラ
製作国:イギリス
at ギンレイホール
狭い店で中古カメラ店を経営しながら年金生活を送るトニー(ジム・ブロードベント)。
ある日一通の手紙が届く。学生時代の初恋の女性ベロニカの母親が亡くなり、一冊の日記がトニーに遺贈された、というもの。
ベロニカとは何十年もあっておらず、しかもその母親(一度しか会っていない)からの遺贈とは何なのか?
ほろ苦い青春の思い出に浸りながらトニーはこの奇妙な出来事に関心を寄せていく。
前半はかったるくてうとうとしてしまったが、なかなか面白かった。
主人公のトニーはあからさまでなく微妙に嫌な奴として描かれ、そのちくちくとした仕込みが後半の真相につながる。
シャーロット・ランプリングはあの三白眼が最近少し苦手になってきていて、どんな映画でもその存在感と表現力で魅了してくれる存在だけにちょっと悩ましいところ。
この映画でも複雑な過去の鎖を背負った女性を静謐な演技で見せてくれるけど、若き日のベロニカ(フレイア・メイヴァー)と1mmも似ていないところが痛い。
年取って三白眼にはならない。
この役は薄幸そうな美少女が薄幸に年老いたような風貌の女優さんの方がよかったな。ぱっと女優名が出てこないけど。
2018年7月8日日曜日
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