2017年 監督:ピーター・ランデズマン
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の続きかのようにつながるので今回のギンレイはなかなかの組み合わせ。
今度はFBIが舞台。
ウォーターゲート事件自体ちゃんと知っているかと言われればよくは知らないのだけど、じゃあこの映画見たら分かるかといえばそんなこともなかったりする。
ただ、難しいお話だからと敬遠することもなかったりする。
だってFBI副長官マーク・フェルトを演じた主演のリーアム・ニーソンが渋いから!
FBI捜査官のアンジェロを演じたアイク・バリンホルツがマーク・ウォールバーグ並のサル顔で少しも頭良さそうに見えなかったのだけは残念。
2018年8月30日木曜日
映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
2017年 監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
ペンタゴン・ペーパーズをめぐるワシントン・ポストの内幕が描かれる。
そつのない演出と安定したメリル・ストリープとトム・ハンクスによってなかなか見ごたえがある。
キャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)の葛藤と成長と決断の流れ。
一貫して強気のベン(トム・ハンクス)が妻の言葉で他者に目を向ける瞬間が同時にキャサリン像を描く、等々、人物描写も短く的確でバランスがいい。
悪く言えばうまくまとまりすぎて物足りない、と言えなくもないけど。
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
ペンタゴン・ペーパーズをめぐるワシントン・ポストの内幕が描かれる。
そつのない演出と安定したメリル・ストリープとトム・ハンクスによってなかなか見ごたえがある。
キャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)の葛藤と成長と決断の流れ。
一貫して強気のベン(トム・ハンクス)が妻の言葉で他者に目を向ける瞬間が同時にキャサリン像を描く、等々、人物描写も短く的確でバランスがいい。
悪く言えばうまくまとまりすぎて物足りない、と言えなくもないけど。
2018年8月19日日曜日
映画『シェイプ・オブ・ウォーター』
2017年 監督:ギレルモ・デル・トロ
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
主演するようなタイプじゃないけど、『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』に続いてこれも主演だな、サリー・ホーキンス。
1962年のアメリカ。
軍の研究所で清掃員として働くイライザ(サリー・ホーキンス)は耳は聞こえるが喋れない。
しかし長年の付き合いの同僚ゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)とともに毎日そつなく仕事をこなしていた。
ある日、この研究所にアマゾンから不思議な生物が運び込まれる。
現地では神と崇められていた半魚人のような生物。
そしてイライザは水槽の中の生物と運命の出会いをするのだった。
ラブロマンスの始まり。
最初アメリ系のおしゃれCGくそつまらん系かと思って一瞬警戒したが、イライザの朝の日課とか、んっ?と思いながらもどうやらおしゃれ系ではないようなので一安心。
ただ、グロい。
ファンタジーだけどグロい。
可愛そうな猫ちゃんも人の営みもグロい。
このグロさ、いる?
というかギレルモ・デル・トロって『パンズ・ラビリンス』の人か。納得。
つまらなくい訳ではなくラストもそれなりの結末にまとまっているけど、なんか中途半端なもやもや感が残る映画。
グロさとか風刺とか、優しいファンタジーと反する要素がうまく馴染めないまたは十全に機能しきれないまま浮いている感じ。
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
主演するようなタイプじゃないけど、『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』に続いてこれも主演だな、サリー・ホーキンス。
1962年のアメリカ。
軍の研究所で清掃員として働くイライザ(サリー・ホーキンス)は耳は聞こえるが喋れない。
しかし長年の付き合いの同僚ゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)とともに毎日そつなく仕事をこなしていた。
ある日、この研究所にアマゾンから不思議な生物が運び込まれる。
現地では神と崇められていた半魚人のような生物。
そしてイライザは水槽の中の生物と運命の出会いをするのだった。
ラブロマンスの始まり。
最初アメリ系のおしゃれCGくそつまらん系かと思って一瞬警戒したが、イライザの朝の日課とか、んっ?と思いながらもどうやらおしゃれ系ではないようなので一安心。
ただ、グロい。
ファンタジーだけどグロい。
可愛そうな猫ちゃんも人の営みもグロい。
このグロさ、いる?
というかギレルモ・デル・トロって『パンズ・ラビリンス』の人か。納得。
つまらなくい訳ではなくラストもそれなりの結末にまとまっているけど、なんか中途半端なもやもや感が残る映画。
グロさとか風刺とか、優しいファンタジーと反する要素がうまく馴染めないまたは十全に機能しきれないまま浮いている感じ。
映画『ナチュラルウーマン』
2017年 監督:セバスティアン・レリオ
製作国:チリ/ドイツ/スペイン/アメリカ
at ギンレイホール
登場人物のどの女性よりも綺麗な女性マリーナ(ダニエラ・ベガ)は年の離れた恋人オルランド(フランシスコ・レジェス)と幸せに暮らしている。
しかしある日突然オルランドが体の不調を訴え、マリーナは慌てて彼を病院に連れていく。
それを契機に、幸せな生活は一転、不幸と差別に彩られる。
脚がごついけど(劇中でもそのまま触れられている)、凛として力強い瞳が美しい。
舞台はチリなのかな。
この強烈な差別の閉塞感に息が詰まる。
最後は、あ、終わりそうっていうのを何度も繰り返しながら続いていく。
ダンスフロアから不自然に飛び上がってマリーナの顔がドアップになったときにこれでエンドロール来たら泣きそうと思ったけど普通に次のシーンへ。
なかなか面白かった。
製作国:チリ/ドイツ/スペイン/アメリカ
at ギンレイホール
登場人物のどの女性よりも綺麗な女性マリーナ(ダニエラ・ベガ)は年の離れた恋人オルランド(フランシスコ・レジェス)と幸せに暮らしている。
しかしある日突然オルランドが体の不調を訴え、マリーナは慌てて彼を病院に連れていく。
それを契機に、幸せな生活は一転、不幸と差別に彩られる。
脚がごついけど(劇中でもそのまま触れられている)、凛として力強い瞳が美しい。
舞台はチリなのかな。
この強烈な差別の閉塞感に息が詰まる。
最後は、あ、終わりそうっていうのを何度も繰り返しながら続いていく。
ダンスフロアから不自然に飛び上がってマリーナの顔がドアップになったときにこれでエンドロール来たら泣きそうと思ったけど普通に次のシーンへ。
なかなか面白かった。
2018年8月5日日曜日
映画『グレイテスト・ショーマン』
2017年 監督:マイケル・グレイシー
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
冒頭から圧倒的大音量のミュージカルで掴んでくる。
CGの白馬の蹄の音がそのまま音楽になっていたりなんかして、もう冒頭で腹いっぱい。後は忘れた。
幼少期の恋愛を一途に貫いていよいよチャリティ(ミシェル・ウィリアムズ)を迎えに行ったP・T・バーナム(ヒュー・ジャックマン)を見た時、こんなに老けるまで時間が経ったんだね、苦労したね、一途だね、と思いそうになるけど、あの迎えに行った時の年齢は一体いくつくらいの設定なんだろう。
最後まで娘たちが幼いままだというところから考えると、やっぱり50手前くらいで迎えに行ったのだろうか。謎。
『ラ・ラ・ランド』と同じ音楽チームらしい。
アン・ウィーラー役のゼンデイヤが美しく可愛らしい。
なんかサーカス誕生みたいに思える描き方されていて、いやいやサーカスなんて大昔からあるよなぁと調べてみると、古くは古代エジプト、そして近代サーカスの原点は1770年のイギリス「アストリー・ローヤル演芸劇場」での開催とされるらしい。
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
冒頭から圧倒的大音量のミュージカルで掴んでくる。
CGの白馬の蹄の音がそのまま音楽になっていたりなんかして、もう冒頭で腹いっぱい。後は忘れた。
幼少期の恋愛を一途に貫いていよいよチャリティ(ミシェル・ウィリアムズ)を迎えに行ったP・T・バーナム(ヒュー・ジャックマン)を見た時、こんなに老けるまで時間が経ったんだね、苦労したね、一途だね、と思いそうになるけど、あの迎えに行った時の年齢は一体いくつくらいの設定なんだろう。
最後まで娘たちが幼いままだというところから考えると、やっぱり50手前くらいで迎えに行ったのだろうか。謎。
『ラ・ラ・ランド』と同じ音楽チームらしい。
アン・ウィーラー役のゼンデイヤが美しく可愛らしい。
なんかサーカス誕生みたいに思える描き方されていて、いやいやサーカスなんて大昔からあるよなぁと調べてみると、古くは古代エジプト、そして近代サーカスの原点は1770年のイギリス「アストリー・ローヤル演芸劇場」での開催とされるらしい。
映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』
2016年 監督:アシュリング・ウォルシュ
製作国:カナダ/アイルランド
at ギンレイホール
カナダの画家モード・ルイスの物語。
仲睦まじい夫婦の物語かつ画家としてのサクセスストーリー、みたいなものを想像してたが(いや、それで結局間違いはないのだが)、それほどほのぼのとはしていなかった。
夫となるエベレット(イーサン・ホーク)の初めの頃のモード(サリー・ホーキンス)への扱いのひどさ!
体裁ばかり気にする叔母の薄情さ!
兄のクズさ!
20世紀初頭という時代的なものもあろうが、今だったらモードのような立場や扱いになったらヒステリックに叫びだして裁判起こしそうだ。
若年性関節リウマチを患って手足が不自由なモードはそれでも自分と同じ孤独を抱えるエベレットを想い続ける。
製作国:カナダ/アイルランド
at ギンレイホール
カナダの画家モード・ルイスの物語。
仲睦まじい夫婦の物語かつ画家としてのサクセスストーリー、みたいなものを想像してたが(いや、それで結局間違いはないのだが)、それほどほのぼのとはしていなかった。
夫となるエベレット(イーサン・ホーク)の初めの頃のモード(サリー・ホーキンス)への扱いのひどさ!
体裁ばかり気にする叔母の薄情さ!
兄のクズさ!
20世紀初頭という時代的なものもあろうが、今だったらモードのような立場や扱いになったらヒステリックに叫びだして裁判起こしそうだ。
若年性関節リウマチを患って手足が不自由なモードはそれでも自分と同じ孤独を抱えるエベレットを想い続ける。
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