2018年 監督:是枝裕和
製作国:日本
at ギンレイホール
父:治(リリー・フランキー)
母:信代(安藤サクラ)
祖母:初枝(樹木希林)
息子:祥太(城桧吏)
母の妹:亜紀(松岡茉優)
拾ってきた子:ゆり(佐々木みゆ)
「次々と明かされていく、家族の秘密」って宣伝的には謳い文句にしたいんだろうけど、是枝作品なのでそういう驚き的なものにドラマチックな展開を付与して明かすような脚本じゃない。
家族の関係は何気ない一言やシーンでしれっと判明する。
ドラマは主幹である家族の関係性にこそあればよく、秘密はこの関係性の間に揺らいでいる一要素でしかないから。
寄り添い生きる家族の、思いやりや利己性、信頼と不信、強いのかもろいのか分からない絆、そういう繊細な関係性が静かに熱い物語。
映像はしっとりして名シーンが多く、細野晴臣の音楽も主張しすぎずいい感じだし、役者達の抑制された自然な演技はぐっとくるしで、すべてが高水準で面白かった。
特に安藤サクラはすごいな。
朝ドラで「萬平さ~ん」とかいってニコニコしている安藤サクラに「これじゃない感」のフラストレーションが溜まっていたけど、一気に解消したわ。
2019年4月28日日曜日
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