2017年 監督:スティーヴン・フリアーズ
製作国:イギリス/アメリカ
at ギンレイホール
ヴィクトリア女王が晩年最も心を許したのはインド人の青年だった。
っていう実話に基づいたお話。
ヴィクトリア女王の即位50周年記念式典で記念金貨を贈呈する役を担ってイギリスにやってきたアブドゥル・カリム(アリ・ファザール)は、なんやかんやで女王の従僕に迎えられる。
物怖じしない明るいアブドゥルは女王(ジュディ・デンチ)に敬意を払いながらも友人のように接する。
そんな関係性が新鮮なのか、女王はアブドゥルとインドにますます興味を惹かれていくが、女王周辺の人達は存在自体が宮廷の作法から外れるこのインド人の存在を疎ましく思う。
この、しきたりや身分もなんのそので自由に振る舞う様が、『きっと、うまくいく』とかの近年のインド映画に似ていて、脚本は絶対インド人だろうと思ったけど、原作がインドの人みたいだな。
アブドゥルが意外と打算的なところがあって、そこでなんか冷めてしまった。
ジュディ・デンチってどちらかというと親しみやすい庶民系おばちゃんといったイメージだったけど、高貴な役もよく似合う。
最初の記念式典中の近寄りがたい高貴さは素晴らしい。
食事を恐ろしい速さでがっついても、席でぐーすか眠っても高貴だった。
アブドゥル役のイケメンアリ・ファザールは、『きっと、うまくいく』のジョイ・ロボ役の人。
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