2017年 監督:アンドリュー・ヘイ
製作国:イギリス
at ギンレイホール
父と二人暮らしの15歳(年齢は何度も偽る)の少年チャーリー(チャーリー・プラマー)。
貧乏で今は学校にも行っていない模様。
いろいろあって天涯孤独になった少年は、世話してきた競走馬を連れて旅に出る。
昔かわいがってくれた叔母を探しに。
ロードムービーっぽく思うけど、中盤まで旅に出ない。
それに少年が旅に出て様々な経験をして、、とかいう生ぬるい状況でもない。
少年が旅に出る事情は、暇な少年が自分を見つめ直す旅出たとかいうのがちゃんちゃらおかしくなるくらい切実で感情に溢れた事情からくるものだ。
暗い部屋の窓辺に佇むチャーリーのシーンが何度かあって、まばゆい外の世界とは別の暗い場所にいるみたいな暗喩があるのだろうけど、単純に外の光で輝く窓辺と暗い部屋にうっすら浮かぶチャーリーのシルエットが美しい。
なかなか面白かったが、122分はちょっと長い。
心優しく真面目なチャーリーが孤独と悲しみを常に湛えながら必死に生きていく様が胸にぐっとくる。でもやっぱり長い。
2019年8月18日日曜日
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