2019年8月18日日曜日

映画『運び屋』

2018年 監督:クリント・イーストウッド
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




退役軍人のアール(クリント・イーストウッド)はデイリリーというユリの栽培に情熱を燃やし、園芸界では名を馳せた人物だった。
ユーモアのある紳士なじいさんで、皆から称賛されて幸せの絶頂にいるようだが、仕事優先(娘の結婚式よりも!)で家族をないがしろにしてきたため、家族からは疎まれている。
時が経ちそんなじいさんのよりどころである農園もインターネットの普及に押されて遂に閉園。
家族とは絶縁(もう離婚しているんだったかな)に近いため一人孤独に生きているが、ある時車を運転するだけで金をもらえるという怪しい話を持ちかけられる。
これが麻薬の運び屋。

普通に考えて孫娘の交友関係ってやばいよね。反社会的勢力とつながりがあるとかそういうレベルじゃないし。
メキシコのギャングが皆ごつくて怖い。
そんなギャングにへこへこするイーストウッドに時の流れを感じるが、そこはやはりイーストウッド、へこへこしているわけじゃなくて愛想のいいじいさんだったってだけで次第にギャングもなんのそのの自由さを見せていく。
ギャングに少しも怖じない態度がかっこいいが、よくよく考えると役柄のアールは元軍人とはいえただの花屋だよな。
カットされていたけどギャングにぼこぼこにされるシーンは見たかったな。
ぼこぼこにされている最中でも少しも恐れない姿を見て初めてあの強気が本物になるけど、さすがに90近いじいさんへの暴力シーンは無理なのか。

なかなか面白かった。

刑事役にブラッドリー・クーパー。
その親分にローレンス・フィッシュバーン。
ギャングボスにアンディ・ガルシア。
妻役にダイアン・ウィースト。

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