製作国:タイ
at ギンレイホール
断捨離のススメみたいな話かと思いきや、意外と複雑で凝った人間ドラマで面白い。
あっという間にゴミ袋が量産されて捨てればおしまいってところまでいったときは、もうそのまま映画が終わるのかと思った。
ジーン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)は捨てるのを一旦中止して人からの借り物はせめて返却しようと思い直す。
物を捨てるということはその物にまつわる記憶と決着をつけること。
それにしても借りてたものが多すぎないかww
しかも捨てようとしていたし。
コントラバスの持ち主にはなにやら恨まれているし、元恋人には自分勝手にひどい仕打ちしているしで、ジーンという人物像がだんだん見えてくるのが面白い。
元恋人エム(サニー・スワンメーターノン)とエムの今の彼女ミー(サリカー・サートシンスパー)とジーンの3者の関係が面白い。
もっといろいろどろどろしていいはずなのに。
その辺は最後のほうでああ、やっぱりって感じでなんか感心した。
なんだかんだでミーはいい子だなぁ。
エムの不気味に張り付いた微笑がずっと怖かったけどそれも最後まで見るとなかなか面白い。
エムはイケメンっぽいけどなんとなく違和感ある顔立ちしているから微笑が怖いのよ。
エムを演じたサニー・スワンメーターノンは公式ページに「1981年5月18日生まれ。タイとシンガポールとフランスのミックス」って書いてあるな。
ジーンの友達で坊主頭が只者じゃない雰囲気のピンク役のパッチャー・キットチャイジャルーンは写真家らしい。
主演のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンは『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』の子だったんだな。

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