2025年11月9日日曜日

映画『海底から来た女』

1959年 監督:蔵原惟繕
製作国:日本
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どこぞのおぼっちゃんの敏夫(川地民夫)は集団になじめず一人が好き。
別荘でばあやに世話されながらのんびりしていた敏夫は、ある日海辺のヨットの上でミステリアスな女性(筑波久子)に出会う。
彼女は鱶(鮫)の化身で、大昔に片割れを人間達に殺されてから人間を恨んでいた。
しかし敏夫と話しているうちに段々と敏夫にだけは惹かれていくのだった。

なんかストーリーの9割書いた気がする。
ミステリーなのかホラーなのかラブロマンスなのかいまいちわからないどの要素も中途半端な感じだった。
つまらなくはなかったが。
彼女が鱶の化身なのかどうかっていうのはミステリーとして引っ張る要素にもなっていないし、二人もいったい何にお互い惹かれたのかよくわからないしな。
鱶の化身なのにセパレートの布切れまとっているし日本語達者だしで、実は普通の人間では?と最初ちょっと思った。
敏夫の人物像もよくわらんのよね。パーティーから居心地悪くて逃げ出すような性格なのに小説家の先生とは気さくに喋っているし、たくさんの友達と一緒に山に出かけたりなんかもするしさ。

佐藤勝の音楽がなかなかいい。
原作石原慎太郎。
筑波久子はのちにハリウッドで大物プロデューサーになる。

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