2004年2月2日月曜日

映画『風が踊る』

1981年 監督:ホウ・シャオシェン
BS2 録画


風が踊る

オモチャ箱をひっくり返したように色が溢れる。
赤や黄色、青やピンク等々。
特に赤、鮮やかな赤が不自然なほどに画面のパレットの中で光を放っている。
色の反乱は見ていて疲れない程度に抑制されている。

ストーリーは盲目で色を知らない男が角膜手術で目が見えるようになり、刺激的な色の世界に歓喜する話・・・ではなくて、 台湾のアイドルフォン・フェイフェイとケニー・ビーによる爽やかな恋愛映画。
恋愛物の王道すぎるストーリーが清廉な印象。
そしてケニービーのおどけが少しも笑えないどころか痛い上に、ストーカーじゃねえの?と思うシーンが多々あり。
フォン・フェイフェイと親と婚約者の3人で食事するシーンがあるのだけど、そこでフォン・フェイフェイが飯をほおばる姿が笑える。アイドルのくせに口ひん曲げてゴリラみたいにもぐもぐ食ってるから。

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