BS2 録画

一人の老女が走る列車から忽然と姿を消した。
老女と知り合いになった若く美しく美脚のアイリス(マーガレット・ロックウッド)は消えた老女を探し始める。
しかし聞く人聞く人皆口をそろえてそんな女性はいなかったと言う。
サスペンスアクションロマンスコメディー。娯楽要素が全て詰まった傑作。
ちゃんと列車が走っているかのように車内にさりげなく影を過ぎらせているんだけど、ちゃんと窓の位置まで考慮されているのね。
圧倒的破壊活動を一時停止する戦車に博物館の壊れた天窓から雨が静かに降り注いだり、とかまあかっこいいシーンがいっぱいある。
牧師は存在感抜群にかつ美しく佇んでいたかと思うと、元からそこには誰もいなかったかのように突然消えてしまったり、神出鬼没でとらえどころがない。
ラストの決闘もまるで暗殺者のように姿をさらさず一人また一人と倒していく。
しかし大ボスとの対決では惜しみなくその姿をさらす。無防備とも言える位平然と敵に向かって歩く牧師。
歩きながら弾丸を補充する余裕まで!
大ボスにありえないくらい超接近して我ここにありと言わんばかりに存在感を見せ付ける。
幻のように現れたり消えたりする緩急が弥が上にもその存在の強さを高めていくのね。
現れる→消える、消える→現れる、の移行をいかに効果的に見せ、存在感の増幅装置にすることができるか、ってところがよく計算されている。
無口で素性も不明。存在感抜群の幻。めちゃくちゃかっこいい。
昨日録画した『まらそん侍』のファイルが完全に壊れ、その前の『BS日本のうた』と前々回の『ラブアンドロイドチェリー』のファイルが結合されてぐだぐだになっている。
他の録画済ファイルの再生はできるが番組の新たなHDDへの録画は不可。
どうもHDDめいいっぱいに録画した状態でカット編集タイトル消去、録画など操作を繰り返していると壊れるらしいと3回目にして確信したところでもう取り返しが付かない。
パソコンに続きレコーダーまでも。
HDDの初期化をすれば直るのだけどHDD内データのバックアップを取らなければならない。
そしてHDDのデータをDVDには焼けるのだが歌番組等編集する必要があって、編集のためにはパソコンが必要になる。が、パソコンがな~い。
悲しみにうちひしがれていた午前4時頃、結構大きな地震がある。
新しいノートパソコンを買う決意をする。
ウインドウズの起動すらできなくなってしまった。
何度も何度もいろいろ試すがもうOSを立ち上げることもリカバリすることもできない。
ふてくされて寝る。
今回司会に玉置宏+補佐的にコロッケが加わっていた。
コロッケは顔の造りは美男子ではないけれど演歌歌謡曲に造詣が深いからなんだかかっこいい男だな。ってちょっと思った。
今日は丼もの食ってお会計して出ようとしたら、店主のおじさんが「いつも来てくれるから」とバレンタインプレゼントをくれる。
えーっと誤解ないように言うと、個人的にくれたのではなくて常連さんに配っているのね。
俺はまだ3回くらいしかこの店に来てないんだけど、3回も来れば常連、ということでくれた。
袋の中に大量の靴下が入っていて、無難に紺の靴下を貰って帰る。
この映画、予告編がよくできている。
思わず涙出そうになったくらい。
予告編で感動しそうになったら本編はあまり見ないほうがいいかもしれない。予告編以上の感動は無いだろうから。
それに予告編で本編の主要な部分を全部見れるから本編見る必要ないかも。
監督ジャン・ベッケルは61年から撮っているみたいだから経歴は長い。
『モンパルナスの灯』のジャック・ベッケルと何か関係があるのかと調べてみたらジャック・ベッケルの息子さんだった。
母と息子二人は父がいなくてもそれなりに幸せに暮らしていた。
ある日兄弟二人が帰宅するとそこに突然父が帰ってきていた。
ベッドで熟睡する父を二人はじっと見詰め続ける。写真でしか見たことないような父。この知らないおっさんが父なのだ。
戸惑いと期待が交錯する。
翌日、父、兄弟二人は車で旅行に出かけるのだが。
ストーリー展開で楽しむ感じではないが、この映画の映像が持つ吸引力は並々ならない。
スクリーン表層では実に淡々としているけれど、スクリーンよりもっと奥深いところで揺ぎ無い大きな力が常に存在しているような。
うーん・・・
調べてみたらこの監督ってこれがデビュー作らしい。
そして兄アンドレイを演じたウラジーミル君は撮影完了後にロケ地でもあったラドガ湖で溺死してしまったらしい。