2005年5月15日日曜日

映画『靴に恋して』

2002年 監督:ラモン・サラサール
at ギンレイホール


靴に恋して

映画が始まるといきなり呆けた顔で空を見上げる女性のアップでびっくりした~。
スペイン映画。
5人の女性が出てくる。

5人の女性って5人の美女じゃない。
役の年齢設定も40代が3人と20代が2人。
偏平足の女アデラ役は『オールアバウトマイマザー』で鼻がひん曲がった心清らかな女装の男婦役をやっていたアントニア・サン・フアン。
むむぅ~。顔が大きい。
小さい靴を履く女イザベル役の人はマイケルジャクソンみたいなスティーブ・ブシェーミみたいなおばさん。
高級官僚の妻役でアデラに言わせれば「彼女洗練されているわね」って事なんだけど、少しも納得できないところが凄い。
スリッパを履く女マリカルメン役のおばさんは、まあ普通の肝っ玉母さんって感じ。
スニーカーを履く女アニータ役の人はどっかで見たことあると思って、僕は『マグダレンの祈り』に出ていた人に違いないという結論に至ったものの、今調べてみると全然違かったや。
アニータは精神障害者という設定。
盗んだ靴を履く女レイレ役にナイワ・ニムリという女優さん。
エキゾチックで魅力的な顔立ちしている。
23歳の設定だが1972年生まれだから実際は30近い。

新しい恋の始まりに心ときめく女が3人。
恋人に別れを告げられていつまでも受け入れることが出来ずにひたすらしがみ付こうとする女が1人。
結婚したものの夫がすぐに急逝して、夫について来た子供2人を女手一つで頑張って養う女が1人。
この5人の女性の群像劇なんだけど微妙にお互い繋がりがあったりする。
マイケルジャクソンを含んだおばさんだらけの映画だけど、思いのほか面白かった。

0 件のコメント:

コメントを投稿