at ギンレイホール

ヒューマンドラマっていうから全然見る気しなかったのだけど、これはかなり面白い。
かつて難産で恋人を失ったジャンニ(キム・ロッシ・スチュアート)は、今では結婚し子供も生まれている。
しかしジャンニには難産で死んだ母親から取り出されて障害を持って生まれた息子パオロがいて、ジャンニはパオロを手放していた。
ジャンニは15年の時を経て初めて息子に会う。
戸惑いややりきれなさが常に影を射しながらも血のつながった息子との間に確固として存在している愛情を次第に確信していく。
障害児の親たちの決して表情豊かではないが複雑な厚みを持った表情をカメラが切ないくらいに捉え続ける。
キム・ロッシ・スチュアート、シャーロット・ランプリング、役者陣が見事だからこそ。
一瞬も目が離せない位に眼差しを追い続けるまさにヒューマンドラマ。
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