2007年6月10日日曜日

映画『ボビー』

2006年 監督:エミリオ・エステヴェス
at ギンレイホール


ボビー BOBBY

ロバート・F・ケネディが暗殺された1968年6月5日。
暗殺現場のアンバサダーホテルに居合わせた人々の長い長い一日がグランドホテル形式で描かれる。
ロバート・F・ケネディ暗殺をめぐってのストーリーじゃなくて、ケネディとはほとんど関係のない普通の人々の群集劇となっている。
ベトナム戦争、人種差別、マーティン・ルーサー・キング暗殺、大学のストライキ、アンディ・ウォーホールが撃たれ、そしてロバート・F・ケネディ暗殺。
激動の1968年の世相がそこに生きる普通の人々の目を通して巧みに映されていく。
ばらばらに見ていた人物が実は夫婦だったり等々次第に関係がつながっていったり、結局この人たちは暗殺となんの関係があるのよ、っていう疑問はラストでがっちり一致するし、群集劇の展開は結構巧みで面白い。
各組のエピソードもなかなか面白い。
特に厨房で働くホセ(フレディ・ロドリゲス)を中心としたエピソードはほんのりとした温もりが心地よい。
他のエピソードは、いろいろありすぎて忘れた。
登場人物が多いと楽しいことは楽しいのだけど、何がなんだかわかんなくなって眠い。

登場人物が豪華。
アンバサダーホテルの元ドアマン役にアンソニー・ホプキンス。
ホテルの支配人にウィリアム・H・メイシー。この人は何の映画でどんな役やってもウィリアム・H・メイシーだってわかる独特な顔しているよな。スティーブ・ブシェーミや、原健策系の。
ウィリアム・H・メイシーの妻役にシャロン・ストーン。もうすぐ50だよ、この人。美容師役で化粧も厚め。
ウィリアム・H・メイシーの愛人役にヘザー・グレアム。魅惑のベイビーフェイスももうすぐ40。
落ち目の大歌手役にデミ・ムーア。うーん。
その夫役に監督脚本もしているエミリオ・エステヴェス。
デミ・ムーアの本物の夫アシュトン・カッチャーも薬の売人として出演。
社交界の名士役にはエミリオ・エステヴェスの父親マーティン・シーン。
その妻役にはぐっと若いヘレン・ハント。
ベトナム行きを免れるために結婚を決めたカップルにイライジャ・ウッドとリンジー・ローハン。
リンジー・ローハンって体中しみが目立つ子だなと思って見ていたのだけど、よく知らないので調べてみるとこの人大人気のアイドルらしい。
ネットで写真を見ると映画と全然違う。しみは演出?

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