at ギンレイホール

難聴の女性ハンナ(サラ・ポーリー)は職場の工場から一ヶ月の休暇をとるように言われる。
長距離バスで知らない街にやってきたハンナは、看護士の資格を持っていたことから事故でひどい火傷を負った男の看病をすることになる。
患者は海の中にぽつんと建てられた油田掘削所にいた。
広大な海上に不動にそびえる閉ざされた空間で、よくしゃべる患者のジョゼフ(ティム・ロビンス)の看病やこの孤島に住む変わった人達に接しながら、無口で無表情なハンナが次第に変わっていく。
変わっていく、というか戻っていく、か。
イザベル・コイシェとサラ・ポーリー、『死ぬまでにしたい10のこと』のコンビの作品。
この監督の作品はにぎやかではないのだけど、登場人物が物語好きでよく喋る。
前作ではそれがかったるかったのだけど、こっちはなかなか面白かった。
静かで確実な時間の流れがより洗練された感じ。
キャストを見るとレオノール・ワトリングの名前がある。
どこに出ていたの?と思うとジョゼフの親友の妻役になっているから、写真とほんのワンシーンのみの出演か。
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