BS2 録画

あれ、回想シーンで『大人は判ってくれない』や『アントワーヌとコレット』が出てくるのだけど、見たことない回想シーンがある。
いくつか飛ばしているっぽい。
おお、『夜霧の恋人たち』と『家庭』が飛んでる。
『逃げ去る恋』は最後じゃん。まあいいやと思って見続ける。もう引き込まれちゃっているし。
ドワネルが恋人といちゃついている。
そしてこの恋人とは別に妻と息子までいるらしい。
と思ったらこの妻とは協議離婚の最中だった。
なんか飛ばした間にいろいろドラマがあったっぽい。
恋人も妻もいい女なのね。
そこに加えて偶然今や弁護士となったコレットと再会する。
3人の女。
でも逃げ去る恋だよ。3人の女の心はドワネルに向かなくなっている。
でもまあ一人とはよりをもどしてハッピーエンドだけど。
なんか今まで見た2本のドワネルものと感じが違う。
なんだろうと思うとドワネルが実によく喋るのね。
「いつも自分本位でちっとも変わっていないわ」「二時間も自分の話ばかりして」と言われる始末。
表情に暗い影を落とす少年、青年は大人になってちょっと変人のよく喋る男になった。
駄目な主人公だがよく喋ってかつ美女によくもてる、ってウディアレンじゃん。
設定が似ていても作品は全然違うけど。
どうも今までのドワネルものの集大成のようでこれはやっぱり順番に見ておけばよかったかなと少し後悔。
コレットと元妻が初めて会ってベンチで話すシーンがあるのだけど、過去の作品でそれぞれヒロインを務めた二人が会うっていうシチュエーションとかもっと面白かったはず。
二人は会ってお互い敵意を見せるわけでもなく。だって二人にとってドワネルはもう過去の人だから。
過去の人なんだけど「嫌い」というよりなんだか二人の会話にはドワネルに対する母親のような温かい眼差しが含まれているのね。
愛されているというか悲しいというか。
ちなみに『大人は判ってくれない』に出ていたドワネルの母親の恋人なんていうのも出てくる。
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