2008年6月7日土曜日

映画『いつか眠りにつく前に』

2007年 監督:ラホス・コルタイ
at ギンレイホール




なんか久しぶりな感じがするクレア・デインズ主演。
どっかのばあさんが死にそうになっている。
それを見守る娘二人。
ばあさんは治療薬で幻覚を見ているのか「ハリスと私がバディを殺した」などとうわ言を発する。
誰だよハリスとバディって。
それでばあさんが若い頃、つまりクレア・デインズ登場。
それから過去シーンと現在シーンをいったりきたり。
現在にいちいち戻すなよ。
うざいな。全くもう。
何より現在シーンでばあさんの次女役を演じたトニ・コレットがやばい。
やばいというか単に個人的にこの人が好きじゃない。
嫌いだと思うと全てが嫌いになってくる。(っていうのはいじめの発想と同じかな)
メッシュの入った髪がなんだか汚らしいし、自分はまだ若いと勘違いしているんじゃないかと思わせる上目遣いの表情とか。
役どころもひどくて、自分は人と違って特殊な人間だと思い込んで勝手に思い悩んだりする、まっことうざったい設定。
さらにはどうやら「美人」という設定らしい。?!
だからなおさら現在シーンがうざくなる。
なんでこんなに現在シーンが過去シーンと同じくらいの比重で描かれるかというと、まあそれなりに過去とつながりながら現在でそれぞれのドラマが展開するからなのだけど、それにしても次女(トニ・コレット)のエピソードはいらなくね?
いる、かもしれないけどもう記憶に残らないくらいどうでもいいのでやっぱりいらない。
ばあさんヴァネッサ・レッドグレーヴと品格まで演技できるメリル・ストリープと、長女役のヴァネッサ・レッドグレーヴの実娘だけで十分濃縮できるのに。

それよりもクレア・デインズ。
いつのまにか30目前になっちゃってるんだね。
元々特殊な骨格していて、それがチャーミング(死語?)なんだけど、この映画で一番キモのキレるシーンでは結構顔が歪んでいたな。
それだけ熱が入っているということか。

ラストが泣ける。
母親になったクレア・デインズが泣くのだけど、泣き崩れるんじゃなくて泣きながらも子供に普通に話しかけるんだよ。
母親が母親である瞬間。
キッチンの料理はぐちゃぐちゃになって。

ヴァネッサ・レッドグレーブにメリル・ストリープ。英米の2大女優共演。
かつこの二人の実の娘も出演して親娘共演。
若き日のアン役にクレア・デインズ。
ハリス役には『リトル・チルドレン』のパトリック・ウィルソン。

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