2008年8月3日日曜日

映画『接吻』

2006年 監督:万田邦敏
at ギンレイホール


小池栄子主演。
化粧していなかったりマニキュアとか一切塗っていない爪とか、女!という感じ。
小池栄子は器用なんだろうな。
結構上手い。
それにしても小池栄子怖いわー。
テレビカメラの前での微笑みはかなりやばい人になっている。

無差別に選んだ一家(少女を含む)を惨殺した坂口秋生(豊川悦司)。
逮捕の瞬間はテレビカメラで生中継される。
一言も言葉を発しない坂口は逮捕の瞬間、カメラに向かって微笑んだ。
その映像を偶然見たOL遠藤京子(小池栄子)はスイッチが入って坂口に関する資料を集めまくってスクラップする。
一目ぼれ?
いや、家で資料の収集中にテレビで坂口の映像が流れても見向きもしないところを見ると顔に惚れたわけではなさそう。
遠藤京子は坂口の微笑みに自分と同じ深い孤独を見たのだった。
この人は私と同じだ=私の運命の人だ、と。

「衝撃の結末」と宣伝されるラストは大体予測がつくが、接吻は意味が分からない。
ぶちゅーって何よ。
殺人衝動防衛本能性衝動が生の激しい燃焼で全て同じレベルで高まったのか。

僕の実家の近くが何度も映る。
ドラマとかでよく使われる場所だけど映画で見たのは初めてかな。
そして東京なのになぜか地名が川崎市になっているところもドラマと一緒。

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