2013年 監督:アブデラティフ・ケシシュ
製作国:フランス
at ギンレイホール
表情のクローズアップばかり。最近流行っているのかな。顔のクローズアップばかりってせせこましいから嫌いなんだけど、この映画に関しては結構面白かった。
不躾なまでの執拗なクローズアップは、人が無意識に他者との間に張る防御的な膜をあっさり突き破って登場人物の生の姿をこれでもかと大衆にさらけ出す。(感情の機微や想いが重要なストーリーと、それを表現するだけの役者あってこそだけど)
そんな演出スタンスだから性交シーンもあからさまでそして異様に長い。(それだけに勝手にモザイク入れたのが残念)
長すぎね?と思うくらい長いのだが、それも最後の方の喫茶店のシーン見て、ああ、あのくそ長い数々の性交シーンはここに集約するのかと納得する。
179分もあって見る前はふざけんなと思ったが、なかなか面白かった。
2013年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを取ったらしいが、賞が監督だけでなく主演女優二人(アデル・エグザルコプロス、レア・セドゥ)にも贈られるという史上初の革命がもたらされて話題になったらしい。
2015年1月18日日曜日
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