2015年 監督:ダーヴィト・ヴネント
製作国:ドイツ
at ギンレイホール
ヒトラーが2014年にタイムスリップした!
新聞、雑誌を読み漁って急速に現代に順応していくヒトラー。
冴えないテレビマンの思惑でドイツ中を行脚して現代ドイツの実情を学ぶヒトラー。
テレビに出演するヒトラー。
ものまね芸人として大人気になるヒトラー。
しかしヒトラーは自分がものまね芸人だとは少しも思っていない。演説できる場があればそれでいい。
やがて彼の芸、というか大真面目な演説は。。。
と、その先を期待していたんだけど、なんだか複雑な劇中劇の入れ子構造でお茶を濁されたような消化不良具合。
原作は世界中でベストセラーになっていて、ラストもだいぶ異なるらしい。
ヒトラーが街を闊歩するとことろかドキュメンタリーっぽい映像だったけど、本当にドキュメンタリーだった模様。
すごいね、役者をあの格好で歩かせたのもそうだけど、若者の反応もすごい。
ヒトラーのビジョンははっきりしているゆえ、その演説は明確でわかりやすい。
政治家として頼れる感に溢れたこんな候補者が出てきたら、ころっと国民は信じてしまうんだろうな。
コメディに笑いながらも時折ぞっとして、なかなか面白かった。
2016年12月16日金曜日
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