2017年 監督:ジアド・ドゥエイリ
製作国:レバノン/フランス
at ギンレイホール
レバノン作品って初めてだな。
トニーとヤーセル、二人の男のささいな諍いから始まった裁判が国中を巻き込む大騒動になる。
なんでそうなったのかというと、一方はパレスチナ難民、一方はキリスト教徒で、キリスト教徒側(原告)が放った一言が問題だったから。
どっちの言い分も分かる、みたいなややこしいことをせずに、原告側トニーや弁護人のふてぶてしさにたぶん観客は皆ヤーセルを応援する。
しかし一方だけ悪者にするわけがなく、次第にトニーの過去が明らかになったりして。。
脚本が本当よくできている。
内戦は収束して街が復興しても、心の傷は癒えない。
二人は(国民は)過去と向き合い、現在を歩むっていう成長譚にもなっている。
自動車修理してやるシーンなんてほっこりする。
あまり、というかほぼレバノンの現代史を知らないけど、すごく面白かった。
2019年1月20日日曜日
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