製作国:日本
at ギンレイホール
序盤にくる事故場面がかなりど直球に描かれていて衝撃だった。
序盤なんて普通だいたい油断しているじゃん。
身体的グロさでがつんとやられて、しかもこの後は恐らく精神的グロさのオンパレードなはずなので、これはきついかも、って思ったけど、終始引き込まれてなかなか面白かった。
逃げた万引き犯女子中学生(伊東蒼)を追っていたスーパー店長青柳直人(松坂桃李)。
逃亡劇の結末は悲しい事故。
娘をなくした無骨な漁師の添田充(古田新太)は娘が万引きしたなんて信じられず、真実を突き止めるためにモンスター化していく。
青柳に好意を寄せる草加部麻子(寺島しのぶ)が絶品なのね。
役柄的には一番グロくて、一番癒やし。
独身偽善家おばさんを結構誇張表現した役柄だとは思うけど、一番リアルな役柄に見えた。
寺島しのぶって正直好きな女優じゃなかったけど、見た作品がなぜか美人役が多かったからかな。一気に好きになったわ。
古田新太はこんな怖かったっけ。
いかついトラック運転手をひるませるほどの迫力がすごい。
教師(趣里)が作業の効率とかスケジュールとかをくどくど遠回しに説教しながら説明しているのはなんかいらっとして面白かったな。
こういう教師すごくいそう。
言い過ぎたことを後に反省したこの教師に対して、社会に出てから困るのは彼らなんだから今教えてやるべき、みたいな超絶上から目線のセリフを吐く別の教師とかもいるし。
片岡礼子が演じた役は出来すぎていてなんか逆に怖かった。
添田の態度・対応にも少なからず原因があったはずだよな。
とりあえず車なんて絶対運転しないわって思った。

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