製作国:フランス
at ギンレイホール
最新型の航空機が墜落。
原因調査の鍵はブラックボックス。
微妙なピッチの違いさえも聞き分ける優秀な音声分析官のマチュー(ピエール・ニネ)はこの事故の担当ではなかったが、上司の謎の失踪により担当することになる。
記者発表まで時間のない中あっという間に原因を特定したマチュー。
しかしこの音声は何かがひっかかる。。。
失踪した上司ポロックや、同じ航空業界で働き、航空機の認証機関みたいなところで働く美人のやり手妻ノエミ(ルー・ドゥ・ラージュ)とか、航空大学時代の同僚で、航空機専門のセキュリティー会社を経営するルノーとか、いろんな人が絡んで謎が深まりながらがしゃがしゃ絶望的に崩壊したりして、なかなかおもしろいサスペンスだった。
面白いのは主人公マチューに対する印象をころころ転換させるところ。
主人公なんだしその圧倒的能力で獅子奮迅の活躍をみせるのかと思いきや、行動力が凄いというか結構やばいやつだったりもする。
彼の妄想はどこまで真実に近いのか?それともただの妄想なのか。評価のゆらぎが面白い。
以下ネタバレ
ラストはなんかあっけなかったな。
あと、あんなに厳重に開封したブラックボックスの中身を、最高権限持っていそうとはいえ簡単にすり替えられるならブラックボックスってなんなの?という気がしないでもない。
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