製作国:アメリカ
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二部構成みたいな感じで、第一部の新兵訓練基地で結構腹いっぱい。
二部でがらっと舞台も空気感も変わる。
共通しているのは狂気と恐れで、1から10の数値で表すと
一部:6 to 10
二部:3 to 12
みたいな波がある。
二部なんかいよいよ戦地だからよりやばくなるはずなのに、一部ラストの衝撃から一転ナンシー・シナトラの『にくい貴方』だもんな。
それでもやはり戦地なので段々と混沌としてくる。
キューブリックは屋外より室内シーンが好きだな。
部屋の装飾、配色、無機質さ、奥行き、整然としているようでどこか崩れているっていう恐怖と狂気。
屋外だと空間が広がりすぎる。
だから新兵訓練基地のシーンの方がどちらかという面白いのだけど、後半も最後の方の緊張感はなかなか凄い。
今なら見わけも付かないCGで簡単なのだろうが、これ全部セットだよな。凄い金かけている。
ハートマン軍曹役のR・リー・アーメイはテクニカルアドバイザーとして参加していたが、その迫力を買われてそのまま役をゲットしたらしい。
「上出来だ 頭がマ〇コするまでしごいてやる ケツの穴でミルク飲むまでシゴき倒す! 貴様か腐れマラは?クソガキが!貴様だろ腐れマラは!」
よくまあ卑猥なのかなんなのか意味不明な言葉が流暢に出てくるもんだ。
マシュー・モディーンは名前だけ憶えていてなんで知ってるのかと思って調べたら『リアル・ブロンド』に出ていた人か。
ファミコンウォーズがでーるぞの元ネタと知らなかったので、あっ、てなった。懐かしい。

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