BS2 録画

南北戦争の頃、ベンリン砦に左遷された北軍のダンディー少佐(チャールトン・ヘストン)はニューメキシコ一帯を荒らしまわるアパッチ掃討に乗り出す。
しかし討伐隊の兵が足りない。
そもそもダンディーの仕事は南軍兵士の捕虜収容所みたいな砦の獄司みたいな任務なので勝手に戦いを起こしても駄目だし砦を空にすることもできないのね。
ってことで足りない兵は南軍の捕虜を使おうとする。
この南軍の捕虜の中には、元ダンディーの仕官学校の同期でまあ複雑な事情で南軍に寝返っていつのまにかこの砦に捕虜として捕らえられてしかもダンディーを怨んでいるタイリーン大尉(リチャード・ハリス)がいた。
ダンディーはタイリーン大尉とアパッチ討伐までという協約で共同戦線を張ることに成功する。
いよいよ出発。
捕虜も含めた寄せ集めの軍では少佐の統率能力が問われる。前途多難です。
テーマミュージックでも「少佐に従えば生還できる」と歌われるくらいの英雄ダンディー少佐の活躍を楽しむのかと思いきや、おいしいところはタイリーン大尉がかっぱらっていく・・・
アパッチ討伐と言いつついつのまにかフランス軍と戦争をおっぱじめたりして、怖いもの知らず。
この怖いもの知らずアウトロー軍には魅力的になりそうなキャラクターがたくさん出てくるんだけど、時間の関係か十分な魅力を発揮しきる前に気付いたら死んでいたりする。
後半の方は特に描写が駆け足になっていくし。
アパッチとの決着にしろ全体的にリアルな無常感が漂う。あ、あいつ死んだ、とか。
あっけないのね。あっけないんだけどもっとあけなさを体感するために全体の人物描写を充実させて4時間くらいの大作にしてくれたら良かったのに。
まあ、そんなにストーリーや展開を充実させていったらアウトロー軍団がやっていることの破綻をどう収拾つけるかで困ることになりそうだが。
それにしてもテレーザ(センタ・バーガー)とはあれで終わりなの?
大砲の破壊力はどのシーンも良かったな。
河が血で染まっていく様子やら戦闘シーンも結構面白い。
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