at ギンレイホール

そんな話題になった映画とはつゆ知らず。
エターナルサンシャインか。題名からして大仰な感動物っぽいなぁと思って見始める。
窓にすだれのかかったシンプルな部屋で一人の男が目覚める。
けだるそうに掛け布団を蹴り出し、ベッドの下に落ちた掛け布団を両足で踏みしめて起き上がる男。
青い色調もあいまってこの朝のシーンのけだるさは結構気に入る。
男は仕事場に向かうのだが、駅のホームで何を思ったか反対のホームの電車に駆け込み乗車をかまし、冬の海辺で一人佇む。
前の恋人ナオミとよりを戻すべきかどうか。自分の人生について考えながら。
海辺には一人パーカーを着た女がいた。
男は新しい出会いは求めていない。
とはいいつつこの青い髪した女が気になっているうちに二人は話をするようになる。
むっつり無口な冴えない男と、髪の色がやばくてぶっとんでる女の恋愛物か。
男は女を女の家まで車で送る。
車の中で女が戻ってくるのを待っていると、一人の男がおどおどした顔で近付いてきて車の窓を叩く。
「なにかお困りでしょうか?どうしてここに?」
この女はもしかしたら何かとてつもなくやばい女なのだろうか?
しかしおどおど男は何か忠告するでもなくそのまま去ってしまう。
イントロはそんな感じ。
イントロまでは普通。
ここからいきなり二人は恋人として既に長く付き合っているような雰囲気になるから数年後に飛んでいるように感じるのだが実は未来じゃなくてシーンは過去に遡っているのであった。
本題に入っていくとまずストーリーのぶっ飛び具合の理解に苦心し、ああそういうことなのねと話の筋がわかると中盤以降今度は映像がぶっ飛んでくる。
脚本が面白い。恋愛物として結構楽しめる。映像は脚本のよさを邪魔しない程度に奔放になっている。
なによりキルステン・ダンストはなんてキュートなんだろう。
主演ジム・キャリーとケイト・ウィンスレット。
エンドロールで初めて気付いたがパトリックっていう駄目男がイライジャ・ウッド。
家帰って調べて気付いたが脚本はチャーリー・カウフマン。
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