2005年6月4日土曜日

映画『きみに読む物語』

2004年 監督:ニック・カサヴェテス
at ギンレイホール


きみに読む物語 スタンダード・エディション

オープニングの渡り鳥(CG?)のスローモーションがあまりにつまらなくて、はずれかも、と思ったもののそれなりに楽しく見れる。
とある施設にいる老女に一人の老人がある物語を聞かせる。
聞かせたのは古きよき時代のアメリカで情熱的な恋愛をした二人の若者の物語。
田舎に家族揃って休暇にやってきた富豪の娘アリーは、地元の青年ノアと出会う。
ひと夏、二人はそりゃあもう見ていて気恥ずかしくなるくらい爽やかで明るい恋愛をするのだが、身分の差のために引き離されて・・・っていう王道純愛物。
アリー役のレイチェル・マクアダムスはむっちりしていて非常に良く笑い表情豊か。
幼い顔しているんだけど、公式サイトのレビューでアラーキーが「魅惑のレイチェル・マクアダムス、抱きたい。」と言うくらいエロい。

最初の二人の老人とこの若い二人の関係なんだけど、ネタばれもくそもなく誰でも5分で理解するが同一人物なのね。
なんで当人に当人同士の話を聞かせているかというと、老女の方が痴呆症で過去の大事な記憶を無くしているから。
ただの純愛物じゃなくて二人が死期の近い老人になってしかも一人はアルツハイマー病という純愛夢物語には普通入らないだろう要素がからんでくるから面白い。
まあ、良くも悪くもアルツハイマーという要素も含めて結局夢のような純愛物に収まるのだが。

ジーナ・ローランズにジェームズ・ガーナーにジョーン・アレン、そして脚本家でもある渋メン、サム・シェパードも出演。

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