at ギンレイホール

最初のマラソンシーンでサンバイザー付けた母親の表情見て涙流してから涙腺がゆるんで、それから最後まで数々のポイントで泣かされる。
ラストの方なんか怒涛の攻めで本当に感心する。
キョンスク(キム・ミスク)には幼い二人の息子がいるが長男のチョウォン(チョ・スンウ)は自閉症だった。
一時は疲れ果ててチョウォンの教育を放棄しようとした母だが、やはり大事な子供、捨てられはしない。
二度とチョウォンを離さないと決心した母は根気強くチョウォンを育て上げる。
そして青年に成長したチョウォンは走っていた。
10キロマラソン大会で3位入賞。
次はフルマラソンだぁ、ってことなんだけど10キロとは違ってペース配分の仕方も知らなければ命の危険が伴う。
って話。
母親がエレベーターを降りた後、階段を駆け上るような足音が段々大きくなって何かと思ったらチョウォンが現れたり、と結構繊細な音の使い方をする。
音に耳を澄ませているだけでもかなり面白い。
カメラもいいし、演出脚本も最初の方のシーンを後ろの方でこれでもかと見事につなげて感動させてくれるし。
マラソンシーンでスーパーやら地下鉄をイメージの世界で走らせるシーンがあるのだけど、チョウォンを殴った奴まで走るチョウォンを応援しているのね。
冷静に見ればちゃんちゃらおかしいんだけど大きな感動シーンにくるまれた状態でこのシーンを見ると普通に泣かされる。
長編デビュー作らしい。すげーな。
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