2006年6月29日木曜日

映画『ザッツ・エンタテイメントPART3』

1994年 監督:バド・フリージェン、マイケル・J・シェリダン
BS2 録画


ザッツ・エンタテインメント PART3

エスター・ウィリアムズが! 顔のでかいただのおばさんになっている。
ジューンアリスンは・・・そのまんまだ。凄い。
シド・チャリシーは髪型が90年代で古くておばさんくさいがスタイルは維持している。顔は昔より少し老けたというくらい。
童顔のかわいいデビー・レイノルズはこれも90年代の髪型のせいか、ひどくおばさんくさいことに。
レナ・ホーンは今のほうが素敵なんじゃないのってくらいいい年のとり方してるな。
アン・ミラーは2倍に膨れてしまった。

編集でカットされた秘蔵シーンなどがたくさん見れてマニア向けの構成。

2006年6月27日火曜日

映画『ザッツ・エンタテインメント』

1974年 監督:ジャック・ヘイリー・Jr
BS2 録画


ザッツ・エンタテインメント

MGMミュージカルの歴史を各シーンのハイライトでつづる。MGM50周年記念作品。

ミュージカル映画は今まで全く興味が無かったのだけど、タップダンスに関しては面白いな。

1940『踊るニュウ・ヨーク』
フレッド・アステアとエレノア・パウエルが一緒に踊ってる!
しかも二人とも泣きそうなくらいかっこいい。

1949『私を野球につれてって』
フランク・シナトラがジーン・ケリーと一緒に踊ってる!
シナトラってタップダンスもできたんだ。知らなかった。

ジェームズ・スチュワートは映画デビューはMGM映画だったのか。
ケイリー・グラントもMGM映画で歌ってる。

ライザ・ミネリが紹介する回のジュディ・ガーランドには泣きそうになる。

しまった。PART2を録画し忘れた。
ジーン・ケリーとアステアが司会を務めたらしいのに。

2006年6月25日日曜日

マック

見終わってマックに寄る。
前回行ったときに割引になるメンバーズカード貰ったのを思い出して使う。
グリルチキンサンドセットが560円から530円になる。
グリルチキンサンドセットを頼んでカードを渡すと女性店員がレジとカードを交互に見ながら固まっている。
もしや使えない?でも有効期限が7月いっぱいだったはずだしな。
男性店員まで出てきてレジをかちゃかちゃやり始める。
暫くして「すいません。キーが見つからないので490円でいいです」と男性店員が言う。
「そうですか」
490円支払う。
70円得する。

映画『リトル・ランナー』

2004年 監督:マイケル・マッゴーワン
at ギンレイホール


リトル・ランナー

1953年、カトリック学校に通う14歳のラルフが主人公。
唯一の肉親の母は入院中。
一人暮らしのラルフがカトリック学校ながらも喫煙やら異性に興味を持ったりと問題児ぶりが前半で。
でもガキ大将ではなくむしろいじめられキャラ。
ある日母が昏睡状態に陥る。
奇跡でも起きなきゃ目覚めることは無いだろう。
「ボストンマラソンで優勝したら奇跡だ」→ 優勝して奇跡を起そう → そうすれば母が目覚めるという奇跡につながるかも。

長い『マンダレイ』を頑張って起きていたから疲れて寝てしまう。
マラソン始めて半年そこらのガキがボストンマラソンで優勝だと?
と思いつつもなかなか軽快に楽しめる。

映画『マンダレイ』

2005年 監督:ラース・フォン・トリアー
at ギンレイホール


マンダレイ デラックス版

『ドッグヴィル』の続編でラース・フォン・トリアーのアメリカ三部作の第二段。

1930年、ドッグヴィルをあとにし、ギャングの父とアメリカ大陸を移動するグレース。
マンダレイという名の大農園で休憩をとったのだが、グレースはこの土地で白人が黒人を鞭打っている光景を目にする。
奴隷制度は70年も前に廃止されたはず。
ドッグヴィルと違い武力を行使する権力を得た偽善者グレースは、父の部下のギャングを連れて奴隷達を解放する。
いいことをしたグレースだが、黒人たちは突然自由になったことに戸惑いを隠せない。これからどうやって暮らしていけばいいのか。
グレースは彼らが独立するまでこの地にとどまることを決意する。もちろん武力付きで。
グレースは彼らに救いの手を差し伸べているつもりだったが・・・
手に負えないと思ったら逃げ出すべし。

グレースはニコール・キッドマンに変わりブライス・ダラス・ハワードに。

2006年6月24日土曜日

映画『雨に唄えば』

1952年 監督:ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン
BS2 録画


雨に唄えば

すげぇ、ダンスシーン満載。たのしー。
ストーリーは単純明快。そしてジーン・ヘイゲンが無残。
ジーン・ケリーは体格ががっちりしているためかダンスは洗練された感じがしないのだけど、アイデアの宝庫みたいな人で本当いろんなことやってくれる。
そのアイデアが面白い面白くないは別として。

2006年6月20日火曜日

映画『オズの魔法使』

1939年 監督:ヴィクター・フレミング
BS2 録画


オズの魔法使 特別版

竜巻で家ごと吹き飛ばされたドロシー(ジュディ・ガーランド)はオーバーザレインボーしてオズの国へ。
『ザッツ・ダンシング!』でかかしとドロシーの出発シーンを見てから続きが気になってしょうがなかったのをやっと見れて感激。
かかし(レイ・ボルジャー)の次はハートがないブリキ男(ジャック・ヘイリー)、そして勇気のないライオン(バート・ラー)に出会う。
ブリキ男のダンスは楽しいし、そしてライオンをおそるおそる引っ叩くドロシーには爆笑させられる。
本当名作だわ。
エメラルドの国へ着いてからは仕事の疲れでうとうとしちゃったけど。

それにしてもジュディ・ガーランドは凄いな。歌は最高だし、踊れるし、それに演技も素晴らしい。
なんなんでしょう、あの純真な瞳は。素敵な笑顔は。悲しげな表情は。

2006年6月18日日曜日

映画『きらめきの季節/美麗時光』

2001年 監督:チャン・ツォーチ
BS2 録画




台湾映画。
冒頭、民家のドア付近と中を何人もの人がにぎやかに優しく過ぎっていく。
物語はこの優しさのままどうしようもない事態へと進んでいく。
光に包まれて駆け抜け、繰り返す時間と同一ショットが温かい命の光を感じさせてくれる。
かなりお気に入り。

2006年6月17日土曜日

映画『マルコヴィッチの穴』

1999年 監督:スパイク・ジョーンズ
BS2 録画


マルコヴィッチの穴 DTSコレクターズエディション

キャサリン・キーナーはキャサリン・キーナーだけどヒッピーみたいなスタイルしたジョン・キューザックはエンドロールで初めて知ってそういえばと気づく。
キャメロン・ディアスに至ってはエンドロールで知ってからも全然ぴんとこない程の変わりよう。

細かい部分で本当にいろんなことやってくれる。
カメオ出演のブラッドピットは0.5秒くらしか映ってないし、ウィノナ・ライダーなんてどこに出ていたのかすら分からない。
グレイグがマルコヴィッチを操れる理由が人形遣いだからという理由づけで通されてしまうのもギャグの一部なんだろうだが、冒頭で見せてくれた素晴らしい人形劇の動きをマルコヴィッチがそのまま再現して演じるのは面白かったな。

でも、チャーリー・カウフマン脚本の映画はアイデアと脚本の上手さばかり目に付いて、疲れる。

2006年6月11日日曜日

映画『南極物語』

2006年 監督:フランク・マーシャル
at ギンレイホール


南極物語

冒頭のサウナから白銀の世界へのシーンでなんてつまらなそうな映画だろうとくじけて、その後もぱっとしない顔立ちのポール・ウォーカーやら綺麗なんだけど印象に残らないムーン・ブラッドグッドやら一瞬クリストファー・ウォーケンに見えたブルース・グリーンウッドやらの人間ドラマがつまらなくてのれなかったものの、南極に置き去りにされた後の犬達の演技には驚愕。
ボス交代のやり取りなんてどう演技指導したのですか?
それにしてもアザラシのCGはつまらなすぎて微妙です。

映画『天空の草原のナンサ』

2005年 監督:ビャンバスレン・ダヴァー
at ギンレイホール


天空の草原のナンサ デラックス版

睡眠不足で途中気持ちよく寝る。
モンゴルの大草原に暮らす遊牧民一家の物語。
実際の一家を映しているため、生活の細部まで楽しめる。

2006年6月10日土曜日

映画『ハンター』

2003年 監督:セリック・アプリモフ
BS2 録画


カザフスタン映画。
母、そして人の温もりを感じた経験に乏しい無口な少年エルケンは、手や体が石のように冷たい。
母と呼ばれる女が客の男をとっていたある晩、エルケンは客が持っていた銃で飲食店を撃ち抜いて逃げる。
逃げた少年を見つけた客の男は少年を自分のハンターの仕事に同行させる。
狼がうろつく広大な草原で二人の旅が始まる。
そして見知らぬ女と走る馬上でセックスが始まる。
半年の短い間に少年は成長していく。

2006年6月4日日曜日

映画『あの頃ペニー・レインと』

2000年 監督:キャメロン・クロウ
BS2 録画


あの頃ペニー・レインと デラックス・ダブルフィーチャーズ

姉の影響でロックに目覚めた神童ウィリアムは学校の新聞などにロックの記事を書いていた。
やがてローリングストーン誌から依頼がかかり、新進のロックバンドスティルウォーターのライブツアーに同行して記事を書くことになる。
大人たちの世界に飛び込んだ新鮮さと、ロックバンドのメンバー達の生活ぶり、そしてツアーに同行したグルーピーの可愛いペニー・レイン(ケイト・ハドソン)に恋したりと、ウィリアム少年は貴重な体験をするのでした。っていう実際16歳でローリングストーン誌の記者だった監督が経験を生かして作った自伝的話。

映画『ろくでなし』

1960年 監督:吉田喜重
BS2 録画


ろくでなし

川津祐介の棒読みに始まり、映画の雰囲気からか全ての役者が棒読みなクールさを漂わす。
銀行家の息子の川津祐介と、彼の金にたかるように集まった学生3人のうちの1人が津川雅彦。
この4人の悪友は働くでもなく特にやることなしにふらふらと遊んでいた。
川津の父の会社の秘書に高千穂ひづる。
つんつんした高飛車才女の高千穂になにかとちょっかいを出す川津達。
ただのろくでなしのガキ共としか見ていなかった高千穂だが、次第に津川に興味を持っていく。
津川もまた高千穂に興味を持つのだが、ろくでなしを自覚する津川はろくでなしを抜け出したいながらも責任を持てないろくでなしのままでしかいられない。

吉田喜重デビュー作。
車内での会話の撮り方とか面白い。
後部座席と運転席という視線が交わらない位置にいる2人を横顔、後ろ姿で台詞ごとにせわしなく交互に映したり。

拳銃を売りつける端役のやくざに佐藤慶。顔がこえー。
海の夜のパーティで歌っていたのは若き佐々木功だったらしい。

2006年6月3日土曜日

映画『ぼくたちでなければ』

1998年 監督:ワレリー・プリエムイホフ
BS2 録画


街頭を二人の少年が彷徨う。
ズメイが流麗にバンドネオンを弾き、トリャーシクが押し殺した発声で歌う。
しかしストリートライブで稼いだ金は大人の浮浪者二人に取られたうえにバンドネオンは破壊されてしまう。
生活の危機、かとおもいきやこの二人にはちゃんと帰る家と家族がいた。
ただ、二人とも家にあまり自分の居場所がない。
二人はデパートに強盗に入る計画を立てる。深夜に忍び込んでたくさん盗み出すが程なく裁判シーンへ。
14歳未満のズメイは法の適用を受けずに放免。しかしトリャーシクの方は矯正所に1年の有罪判決。
半ば同性愛的に仲のいい二人は離れ離れになる。
・・・ってまあ、大きなストーリーの流れがあるわけではなく、エピソードの積み重ねのため書いているときりが無い。
このエピソードの一つ一つが楽しかったりほんわかしてたり悲しかったりと面白い。
話が進むテンポはちょっ早で細かい設定はよくわからない。ズメイの母親は本当の母親なのかとか。でもまあどうでもいいや。面白いから。

録画していたのを再生して映画が始まり二人の少年の姿を見た瞬間にピコーんと思い出したけど、この映画、以前に見たことある。
面白かったという記憶のみで内容をよく思い出せないまま見始めたけど、1シーン1シーンが見るたびに結構鮮明によみがえってくる。
終わり方もあっけないしまとまりがないといえばないのだが、かなりお気に入りの作品です。

映画『紅顔の密使』

1959年 監督:加藤泰
BS2 録画


江戸の時代劇かと思ったら平安時代。
反乱軍の悪路王(吉田義夫)はその片腕出羽の赤鷲(田崎潤)と共に、東北各地の蝦夷の不平分子と大陸から流れ込んだアジアの浪人数万を吸収して、その数実に15万!の軍隊にまでなっていた。
その勢いは既に日本を二つに分断するほどの勢力になっている。
「アジアの浪人数万」というのが曲者です。
冒頭のナレーションでさらっと説明されたこの味付けのおかげで、加藤泰の奔放さが正当化される。
蝦夷軍はなんでもありで、モンゴル人だかアラブ人だかペルシャ人だかよくわからない人たちの集まりになっていておもろい。
蝦夷軍はなぜかゲルに住んでいたり。

主演大川橋蔵。
道中一緒になる一条珠実という女優さんは滅茶苦茶綺麗というわけではないのだが、顔を正面からはっきり映さないときは凄く可憐で色っぽい。
俯いている姿とか、笠をかぶって目が隠れて真っ赤な口紅だけがのぞいている雨のシーンとか。

2006年6月2日金曜日

映画『狼の挽歌』

1970年 監督:セルジオ・ソリーマ
BS2 録画


狼の挽歌 デラックス版

事件は理由もわからないままに突然起きるもんです。
冒頭、チャールズ・ブロンソンとジル・アイアランドのカップルを乗せた車を尾行する車が現れ、カーチェイス開始。
なんで追われているのかは知らん。このカップルが何者かも知らん。というかこのカップルはお互いのことすらよく知らん。という事件。
階段を車で登るという荒業もあっという間に無に帰す振り切れない緊迫のカーチェイスが長々続くと、カーチェイスの幕切れの仕方も突然の事件だった。
事件が積み重なるごとに登場人物の人物像や本性が顕になっていく。
前半は何が起きているのかさっぱり分からない上、寝不足のためにうとうとしたが、段々面白くなってくる。
特にジル・アイアランドの本心がどこにあるのかは常に揺らぎっぱなしで面白い。