2006年6月3日土曜日

映画『ぼくたちでなければ』

1998年 監督:ワレリー・プリエムイホフ
BS2 録画


街頭を二人の少年が彷徨う。
ズメイが流麗にバンドネオンを弾き、トリャーシクが押し殺した発声で歌う。
しかしストリートライブで稼いだ金は大人の浮浪者二人に取られたうえにバンドネオンは破壊されてしまう。
生活の危機、かとおもいきやこの二人にはちゃんと帰る家と家族がいた。
ただ、二人とも家にあまり自分の居場所がない。
二人はデパートに強盗に入る計画を立てる。深夜に忍び込んでたくさん盗み出すが程なく裁判シーンへ。
14歳未満のズメイは法の適用を受けずに放免。しかしトリャーシクの方は矯正所に1年の有罪判決。
半ば同性愛的に仲のいい二人は離れ離れになる。
・・・ってまあ、大きなストーリーの流れがあるわけではなく、エピソードの積み重ねのため書いているときりが無い。
このエピソードの一つ一つが楽しかったりほんわかしてたり悲しかったりと面白い。
話が進むテンポはちょっ早で細かい設定はよくわからない。ズメイの母親は本当の母親なのかとか。でもまあどうでもいいや。面白いから。

録画していたのを再生して映画が始まり二人の少年の姿を見た瞬間にピコーんと思い出したけど、この映画、以前に見たことある。
面白かったという記憶のみで内容をよく思い出せないまま見始めたけど、1シーン1シーンが見るたびに結構鮮明によみがえってくる。
終わり方もあっけないしまとまりがないといえばないのだが、かなりお気に入りの作品です。

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