at ギンレイホール
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3人の母親の物語。
母性のものには弱いと思っていたけど、特に泣けはしなかったな。
なかなか面白く見ていたはずだが一週間も経つとすっかり記憶から抜けてしまった。(書いているのは6/13)
公式ページを見て少しずつ思い出してきた。
そうそうナオミ・ワッツが主演。
この人もう40超えているんだなぁ。
高級マンションのベランダで隣人に見せ付けるようにバスローブを半分はだけるのがエロい。
中心になる人物が3人いて、一人は上述のナオミ・ワッツで、あとはアネット・ベニングとケリー・ワシントンになる。
アネット・ベニングはまだまだ若く美しい。
3人がそれぞれ様々な「母」という役を演じている。
ナオミ・ワッツは生まれてすぐ養子に出された後、養母の元を離れて天涯孤独のような生き方をしている美人敏腕弁護士エリザベス役で、アネット・ベニングは14歳の頃に娘を出産した後、母親の意向?もあって娘を養子に出した後、30数年もの間覇気の無い死んだような人生を送ってきた女性カレンの役。
このカレンが養子に出した子がエリザベス。
ケリー・ワシントンは子供が出来ないために養子を貰おうとしている女性ルーシーの役。
ルーシーがエリザベスの養母で、ルーシーのシーンは30数年前なのだと思っていたけど、どうもそんなに昔には見えないから、あれっと思っていると、3人とも同時代に生きている女性だった。
カレンとエリザベスは交わらないけど母と娘という密接な間柄なのに、ルーシーだけ赤の他人で宙に浮いている感じで、ルーシーって何なの?って思うが、そこはちゃんと劇的に繋がっていく。
サミュエル・L・ジャクソンが演じる上司とかカレンの新しい恋人とか、いくらか優しいおっさん達だけど、それ以外の男は皆自分勝手でなんか情けない。
母に対する子供も皆女性だし、この親子という関係性の物語にもうちょっと男性が深く絡んできてほしいところ。
いや、個人的に僕が見たかったのは母と息子という関係だったのかもしれない。(マザコンではないです)
自分が男だからというのもあるけど、母性っていったら娘より息子に対しての方がなにかと強いと勝手に思っているので。
全てが解き放たれたような柔らかな光に包まれたラストもいいし、全体的に堅実な演出、ストーリー展開でのめりこんで見ていたと思うが、見終わってすぐ消化不良気味に母性物の最高傑作だと思う『オール・アバウト・マイ・マザー』を無性に見たくなってきた。
盲目の女の子が可愛かった。名前が分からない。
ナオミ・ワッツの妊婦姿の生々しさはよく出来ているなと思っていたら実際に妊娠中に撮影したらしい。

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