at ギンレイホール
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なんか今の映画にしては映像が古い。
ファッションも古いし、それに冒頭に流れる主題歌や、偽装自殺で人を驚かす事を趣味にしている少年等、雰囲気はアメリカンニューシネマっぽい。
ギンレイではごくたまに古い映画を放映するから、過去の有名作かなんかを何かのきっかけで流しているのかな、と思う。
後で調べてみると、公開当時はあまり話題にならず、興行面も振るわずに闇に葬られながらも、映画ファンにカルト的な人気を持つ傑作アメリカン・ニューシネマを連続公開する「ZIGGY FILMS '70S '70年代アメリカ映画伝説」というプロジェクトがあるらしく、『ハロルドとモード/少年は虹を渡る』はその第2弾として2010年に38年ぶりに公開されたらしい。
で、その「傑作」を見た感想だけど、僕はもう全然駄目だった。
だって10分に1回くらいの頻度で歌が流れるんだもん。
冒頭の歌から嫌な予感はしていたけど、ここまで頻繁に歌が流れると、ちょっと頭おかしいんじゃないかとさえ思う。
音楽が無かったらいくらか面白かったと思うが、傑作とまではいかない。
ストーリーは面白いんだけど。
主演のハロルド君を演じたバッド・コートは長身だが年齢不詳の童顔で、不思議な魅力がある。
(個人的な話だが大学の先輩に似ていた)
ウェス・アンダーソンの『ライフ・アクアティック』に出演していたらしく、記憶に無いので調べてみたら、おお、確かに彼だがおっさんになったなぁ。
もう一人の主演のモードを演じたルース・ゴードンは79歳という設定だが、60代くらいにしか見えない。
実年齢を調べてみると当時75歳くらいらしい。
若いです。
「ZIGGY FILMS '70S '70年代アメリカ映画伝説」の第一弾はロバート・アルトマンの『バード★シット』という作品でこちらも主演がバッド・コート。
こっちは面白そうだ。

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