2013年 監督:カリン・ペーター・ネッツァー
製作国:ルーマニア
at ギンレイホール
息子を思う母物にはめっぽう弱いのだけど、ちょっとけばい初老のばあさんだしなんか正確悪そうだしで、まったく期待していなかったが、思いのほか面白かった。
母親の息子に対する惜しみない愛情で泣かせるとかじゃなくて、事態はもっと複雑。
愛情にはあふれるが子離れできないような他者に盲目的な母親はうざいし、息子は息子で30超えても甘ったれたガキんちょだという、まったく感情移入のしようがないキャラ設定。
それなのに(それだからこそか)、ラスト10数分は圧倒される。
手持ちカメラがうざいときもあるが、ひしひしと圧迫してくる緊張感や不快感や不安感、そして愛情がなかなか見ごたえがある。
絵にならないおばちゃん二人の愚痴シーンは少し寝てしまったが。
2014年12月14日日曜日
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